ソフトB第6戦先発に東浜急浮上 コンディション重視、千賀から変更か

西日本スポーツ

 死力を尽くしてあと1勝-。福岡ソフトバンクの工藤公康監督(54)が3日、超スクランブルの必勝態勢を敷いた。3勝2敗で迎える日本シリーズ第6戦を控え、福岡へ移動。当初は千賀の先発が見込まれたが、コンディションを重視して東浜を中5日で投入するプランが浮上した。第5戦までの先発投手も含め総動員も辞さない構え。セ・リーグ3位からの下克上をもくろむDeNAとの「ガチンコの戦い」を制し、2年ぶりの頂点に立つ。

 5日ぶりに本拠地へ戻った工藤監督の表情は明るかった。泣いても笑っても、残されたのは最大2試合。ここまで153試合を戦ってきたが、今季の集大成へ疲れの色など見せない。練習中には、最近では珍しくグラウンドに立った王会長から、直接の激励を受けた。パワーを注入された指揮官の顔には、さらに自信と力強さがみなぎった。

 「まだまだうちが有利なのは変わりない。ひるむことなく、とにかくみんなの力を出して戦う。あと2試合、何があっても2試合しかできないので、全力を尽くして頑張る」

 死力を尽くしてあと1勝をもぎとり、絶対に日本一の頂に登る。「(先発で)中に入るピッチャーもいる」と第3、4戦に先発した武田、和田をブルペン待機させスクランブル態勢を敷く見込み。さらに第1戦で白星を挙げた千賀が見込まれていたきょう4日の先発には、コンディションを重視し中5日で東浜を立てるプランも急浮上した。最後の1勝を、なりふり構わぬ姿勢でつかみにいく。

 現役時代に史上最多タイ14度の出場を誇る「シリーズの鬼」だ。西武時代の1987年には巨人との頂上決戦の第2戦で完投勝利すると、第5戦は9回のピンチで救援登板しセーブをマーク。さらに中1日で第6戦も完投で2勝目を挙げ、チームを日本一に導きMVPにも輝いた。今回は指揮官として、チーム一丸で今季の最後の力を振り絞り、息詰まる死闘を制す。

 「先制点を取って中押しも取ってダメ押しを取ってというのが一番だと思うけど、相手もそうさせないようにくるでしょうから。本当にガチンコの戦いになる」。歴代5位の94勝でレギュラーシーズンをぶっちぎり、クライマックスシリーズは2連敗からの3連勝で突破した。2017年工藤ホークスの集大成を、全身全霊で披露する。 (倉成孝史)

=2017/11/04付 西日本スポーツ=

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