ソフトB助っ投2人、視線もう来季

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクのデニス・サファテ投手(36)とリック・バンデンハーク投手(32)が5日、ともに福岡空港から米国、オランダへの帰国の途に就いた。シーズン54セーブのプロ野球新記録を樹立し、日本シリーズでも第6戦の3回無失点の力投などでMVPを獲得した守護神は、残り21セーブに迫る名球会入りの条件、通算250セーブに照準を合わせた。来日3年目で初の2桁勝利をマークしたバンデンハークは、最多勝の初タイトルを視野に、来季へ爪を研ぐ。 (谷光太郎)

■サファテ名球会入り照準

 今季数々の偉業を成し遂げたタカの守護神が、いよいよレジェンドのゾーンに達する。今季のプロ野球新シーズン54セーブも含め、来日7年間で積みあげたセーブは229。サファテは残り21で、名球会入りの条件となる通算250セーブに達する。

 「来年、そこが最初の目標になる。早くいきたいね」と目を輝かせた。外国人選手の名球会入りとなれば、ラミレス(現DeNA監督)に続く2人目、投手では初の快挙。「200セーブにいくまでは存在も知らなかったけど、メンバーを見れば、光栄なことだ」

 まずはたまりにたまった疲労を抜く。「去年と同じくらいの期間、3週間ほどは何もせず、体をケアする」。レギュラーシーズンで4年連続60試合登板。4日の日本シリーズ第6戦では来日最長3回を投げて逆転勝ちを呼び、1勝2セーブでシリーズMVPを受賞した。2000年松井(巨人)以来となるレギュラーシーズンとのダブルMVPも可能性が高い。

 シーズン中は、ジェイダ夫人が体調を崩した期間があり、家族を米国に残す期間が長かった。「シーズンの喜びに浸りたいし、家族とできるだけ長く一緒にいたい」。心身を癒やし、メモリアルイヤーに向かう。

■バンデン最多勝狙う!!

 故障者が相次いだ先発投手陣の中で、バンデンハークは存在感を発揮した。「けがをせずに1年間投げきる、というのが個人的な目標だった。それが達成できてうれしい」。日本一から一夜明け、素直に喜んだ。

 レギュラーシーズンでは来日3年目で最多の13勝をマークした。ただ4試合に登板した9月にわずか1勝と勝ち星を伸ばせず、最多勝争いから脱落。「(来季は)今年以上の成績を残したい。結果としてどういう形でついてくるかは、分からないけどね」と初タイトルを視野に入れている。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではオランダ代表のエース格として登板。そのため調整のペースは例年より2週間ほど早かったという。来日4年目となる2018年シーズンに向けて「開幕から逆算して合わせたい」とじっくりと仕上げていく。

 153イニングを投げて規定投球回をクリアしたこともあり、疲労もある。かつてプレーした韓国、さらにアラブ首長国連邦ドバイでリフレッシュの時間を過ごし、オランダに向かうという。「しばらく喜びに浸りたいね」。来季をフルスロットルで迎え、V2の立役者になってみせる。

■高谷見送り“はしご”

 高谷がバンデンハークとサファテの帰国を見送った。福岡空港国際線ターミナルに午前10時ごろに姿を見せ、バンデンハークと別れを惜しんだ。さらに国内線ターミナルに移動し、成田空港の経由便に乗り込むサファテと握手。見送りを“はしご”したベテラン捕手は「2人は人間的にも素晴らしく、試合前の準備でも見習う場面が多かった。1年でも長く、2人の球を受けたい」と話した。

=2017/11/06付 西日本スポーツ=

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