J1自動昇格バトル11日大一番 2位V・ファーレン長崎、苦労人前田が決める

西日本スポーツ

 J2リーグ戦も残り2節となり、2位長崎から4位福岡までの3チームが勝ち点差2でひしめくJ1自動昇格争いも大詰めを迎えようとしている。11日はいずれもホーム最終戦で、初昇格が決まる可能性がある2位V・ファーレン長崎は午後7時から讃岐と対戦。現チーム最長の在籍6年目となるMF前田悠佑(32)は昇格弾を誓った。4位のアビスパ福岡は同2時から松本戦。2014年に目前で昇格を決められた相手に雪辱し、望みをつなぐ。3位名古屋は同2時から千葉と対戦する。

■JFL時代支えた

 J2通算151試合で1得点。ボランチで守備を得意とする32歳のベテランが、秘めた闘志をのぞかせた。名古屋と福岡が引き分け以下に終わった場合、勝てば昇格が決まる大一番。前田は2015年7月12日京都戦以来の一発を心に誓う。

 「ここまで来たという思いが強い。この日のため、ためにためたゴールを決める」。JFL時代の12年に加入。当時は決まった練習場がなく、野球場などで練習したことも多い。現在のメンバーで当時を知るのは前田と古部の2人だけだ。

 相手の讃岐も残留がかかる正念場だが、前田は「苦しい時期に支えてくれた方々のためにも昇格したい」と強調する。昨年11月12日にはホームで1-2で逆転負けし、讃岐の残留確定をアシスト。高木監督は「セカンドボールの争いで負けたくない」と警戒する。

 前田は福岡・筑前高から西南大を経て、アマチュアのホンダロック(宮崎)で社業をこなしながらプレーし、長崎でプロ契約を勝ち取った苦労人だ。「タフな環境は慣れている。勝って昇格を決め、監督を胴上げしたい」と強気に構えた。

 長崎がJ2昇格を決めた12年のメンバーで、現在は讃岐MFの山本翔平との対戦も楽しみにする。「不思議な縁を感じるが、負けられない」。当時は攻撃的MFで、山本からハードワークの大切さを学んだ。大一番で“恩返し”するつもりだ。

 10日は長崎市内でセットプレーの確認などを行った。練習後は12日に50歳になる高木監督に、選手やスタッフが水や小麦粉をかけて祝福し、全員で記念撮影した。「組織で戦うのが長崎。最後まで貫く」。快進撃の“フィナーレ”に、前田が自らのゴールで花を添える。 (末継智章)

=2017/11/11付 西日本スポーツ=

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