V・ファーレン長崎 「来季はJ1でもっと輝ける」 ホームのサポーター大歓声で後押し

西日本スポーツ

 過去最多の2万2407人で埋まったトランスコスモススタジアム長崎(長崎県諫早市)は地鳴りのような歓声に沸き、チームカラーの青とオレンジが揺れた。

 高木監督や選手の名前を1人ずつ記す、長さ約6メートルの横断幕24枚が掲げられたバックスタンド。平田聖子さん(56)=諫早市=は仲間とハイタッチして喜びを爆発させた。「とうとう、ここまで…」。J2昇格翌年の2014年に仲間とサポーター団体「カタローデ」を結成した。空席が目立つスタンドから選手たちを勇気づけようと横断幕の制作を始めた。選手が加入するたびに資金を出し合い、今では60枚近くに。アウェーの試合でも掲げ続けた。

 経営難に揺れた4月末、通販大手ジャパネットホールディングスがクラブ運営を引き継ぎ、経営は安定。J1昇格への期待の高まりとともに地域も盛り上がった。「サッカーは人も街も、応援している自分自身も元気にしてくれる」と平田さん。「選手たちに、ありがとうと伝えたい」

 この日、スタンドは収容人数を超える来場者で埋まった。ゴール裏で声をからした応援団体「ウルトラ長崎」代表の黒澤健さん(26)=同県大村市=は声を詰まらせた。「苦しい時からはい上がってきて感激しかない。来季はJ1の舞台でもっと輝けると思う」。佐世保市の会社員小田真也さん(34)は力を込めた。「歴史的瞬間に立ち会えた。これからが本当のスタートだ」 (山本敦文、中原岳、柿森英典)

=2017/11/12付 西日本スポーツ=

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