侍・山川さすが4番!! 稲葉ジャパン1号

西日本スポーツ

 4番の意地を乗せた打球が鋭く伸びた。3点を追う6回無死一塁。山川が左腕具昌模の141キロ直球を捉えた打球は、ライナーで右中間席に飛び込んだ。大会1号で、自身の公式戦侍1号となる2ランは稲葉ジャパンの初アーチだ。

 「(手応えは)あまり覚えていない。負けていたので気を抜かずやった。みんなのどが枯れるぐらい声を出してやった。最終的に勝ってはしゃげた。本当によかった」

 2回の第1打席では右腕張現植の146キロ真っすぐを力強く中前へ運び、稲葉ジャパンの初安打もマークした。「大会で結果を残すことに全力を尽くしたい」という決意をみなぎらせ、主軸にふさわしい結果を残した。

 西武では、入団直後から2軍で4番を担って本塁打を量産した。今季はシーズン終盤から1軍で4番に定着。8月以降に19本塁打を量産し、チームを4年ぶりのAクラスとなる2位に導いた。「1軍で4番を経験させてもらい、状況に応じた打撃や投手との駆け引きが2軍のときと同じ意識でやれるようになった。4番へのステップを踏めているかなと感じている」。日本代表でも重圧を堂々と受け止め、稲葉監督も「西武の4番としてやってきたことをジャパンでも出してくれれば」と期待する。

 長打力に加え、もう一つの長所は天性の明るさだ。「自分の役割は打撃と声を出すこと。全力でやりたい」。安打の直後は続く上林の二ゴロの間に二塁でアウトとなったが、ベンチに戻り、西武で同僚の外崎が中前打を放って好機をつくると、大きくガッツポーズ。宮崎での強化合宿から、ムードメーカーとしての貴重な役割を担っている。

 12球団最多の6選手が選ばれた西武勢の先頭に立つ形で侍ジャパンをけん引した。

=2017/11/17付 西日本スポーツ=

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