ソフトB内川&長谷川勇が九州豪雨被害の東峰村訪問 連続日本一を被災地に誓う

西日本スポーツ

 被災地で連続日本一を誓った。福岡ソフトバンクの主将の内川聖一外野手(35)と選手会長の長谷川勇也外野手(32)が17日、7月の九州豪雨で被害を受けた福岡県東峰村を訪れ、小中一貫校「東峰学園」の公開授業に参加した。九州豪雨の被災地をホークス選手が公に訪れるのは初めて。村民に歓迎された2人は、豪雨の爪痕を目の当たりにして被害の大きさを実感。トークショーで長谷川勇は「来年も日本一のニュースを届けます」と約束した。

 人口2000人台の村に、日本一のタカ戦士が現れると喝采が起きた。福岡と大分の県境にある東峰村。村唯一の小中併設校で行われた「公開授業」に、内川と長谷川勇が“特別講師”として招かれた。「夢の実現」をテーマに語った後、生徒からの質疑応答、キャッチボールや打撃の実演など約1時間、和やかな時間を過ごした。

 笑顔に満ちた村民の前で、長谷川勇は「来年も日本一というニュースが届けられるようにします」と約束。内川も思いは同じだ。「やったことがこんなに喜んでもらえる」と日本一の影響の大きさを口にした。

 4カ月前、村は日常を奪われた。死者37人、行方不明者4人を出した九州豪雨。同村でも3人が犠牲になった。東峰学園も孤立した。前を流れる大肥川に架かる橋が通行不能になり、電気、水道といったライフラインが遮断され、児童、生徒と職員のほぼ全員が校舎で一夜を明かしたという。

 倒壊した家屋、土のうの山、川岸に横たわる枯れた樹木-。車窓から見える現状は復興が道半ばであることを感じさせた。内川は「熊本地震の時(昨年)もそうだったけど、行って気付くことがある。川の流れに沿って建物や道路が流れていて…。その時にいた人たちの恐怖感はすごかっただろう」と胸を痛めた。

 復興支援はソフトバンク選手会の重要案件でもある。4月に熊本地震が発生した昨年は、選手会としてシーズン中の7月に被災地を訪問。オフには野球教室を開くなど「プロ野球選手」としての復興支援に積極的にかかわってきた。

 ただ、昨年は7月の熊本訪問時に「優勝」を誓いながら、夏場以降の大失速でリーグ2位に終わった。長谷川勇は「(東峰村に)日本一という姿で来られたのがよかった。来年以降も継続してやっていきたい」と優勝と支援の「両方」を続けていく意気込みだ。選手会は11月中に、あらためて九州豪雨の被災地訪問計画を進めている。日本一の朗報でエールを送る。 (鎌田真一郎)

=2017/11/18付 西日本スポーツ=

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