稼頭央「鳥肌」15年ぶりレオの7番

西日本スポーツ

 古巣のユニホームに再び身を包んだ。42歳とは思えない引き締まった体に、背中の「MATSUI 7」がまばゆく映えた。「(感動で)鳥肌が立ちました。また声を掛けてもらえると思わなかった。こだわりがある7番を与えられ、身が引き締まる思い」。キャリアの第一歩を始めた西武に帰ってきた松井稼の表情がほころんだ。

 来季の戦力構想から外してコーチ就任を打診してきた楽天を去り、現役続行にこだわって古巣のラブコールに応えた。「ここまできたら、とことんやりたかった。小さな花でもいい。もう一度咲かせたかった」。MVP1回、盗塁王3度、7年連続ベストナイン、トリプルスリー(3割、30本塁打、30盗塁)も達成した華やかな経歴に新たな一ページを刻む決意だ。

 かつて不動の定位置だった遊撃にはルーキー源田が定着。山川や外崎、金子侑ら野手陣は若い力が芽生えてきた。西武で3度のリーグ制覇に貢献し、楽天では日本一の美酒も味わったレジェンドだが、もちろん定位置は約束されていない。それでも「競争が厳しいのは当然。内野でも外野でも、言われた位置をこなせるようにしたい」と強調。各ポジションに柔軟に対応する姿勢を示した。

 コーチを兼任。「コーチについては勉強しながら、アドバイスできるようにしたい」と若手への助言にも意欲を示す。鈴木球団本部長は「いろんな所を守れて、技術があってスイッチで打てる。若い選手にいい指導ができるはず」と高く評価する。

 「野球が好き。それに勝るものはない。年齢に関係なく、元気な姿でグラウンドに立ちたい」と松井稼。日米通算24年間で積み重ねた経験が、レオが遠ざかる頂点をつかむために欠かせないピースとなる。 (松田達也)

■テクニカルコーチ1軍“軸足”で指導

 鈴木球団本部長はテクニカルコーチとしての松井稼の役割について、1軍に“軸足”を置いての指導となる方針を示した。「基本的には1軍でと考えている。例えば出場選手登録を抹消して、2軍で打ち込みの調整をしたいということなどはあるかもしれない。細かい点は今後詰めていく」と説明した。

=2017/11/18付 西日本スポーツ=

PR

埼玉西武ライオンズ アクセスランキング

PR

注目のテーマ