ソフトB連続日本一へ超競争 工藤監督若手にゲキ 秋季キャンプ打ち上げ

西日本スポーツ

■秋季キャンプ打ち上げ

 「超競争」で連続日本一へ-。2年ぶりの日本一を達成した福岡ソフトバンクが18日、宮崎秋季キャンプを打ち上げた。今回も若手投手陣の体力強化を中心に自ら指導を行った工藤公康監督(54)は、最終日の円陣で訓示。若手選手らに主力を蹴落とすぐらいの気概を求めた。来季の連覇、さらには常勝軍団構築へ向けて、若手の激しい突き上げでチーム内バトルがさらに激化することを期待した。

■「春が楽しみだね」

 期間こそ短くても、中身は濃かった。工藤監督の表情にみなぎった充実感が、それを物語る。2、3軍が2日からスタートし、1軍と指揮官が11日に合流した秋季キャンプは大きな故障者もなくフィニッシュ。胸の内には、もちろん一定の満足度はある。ただ、最終日の円陣で、指揮官はあえて厳しい顔つきで若手選手らに痛烈な言葉を送った。

 「A(1軍)の人間を抜かなければ試合には出られない。(1軍でも)しっかりやってきてない人間はB(2軍)に落ちる。2月に入って、こいつ変わったなと思われるように」

 求めるものは、競争の激化を生む若手の突き上げだ。今キャンプでもハードなトレーニングを課したが、ここから春季キャンプインまでは「オフ期間」。選手個々が、自分にどれだけ厳しくなれるかがカギとなる。「(主力を)抜かしてやる、奪ってやるという強い意志を持って(オフを)過ごしてほしい。2月1日にギラギラした目を持って集まってほしい」。主力を脅かす存在が続々と登場することを期待する。

 今回は田中、高橋、小沢、育成の長谷川宙らを、いわゆる「工藤塾」でみっちり鍛えた。指揮官自ら汗だくとなり徹底した体力強化を課す同塾の「1期生」だったのが、東浜、千賀、岩崎ら。タイトルホルダーにまで成長した2年前の塾生には「もう任せておいて大丈夫」と、練習メニューも一任するなど大きな信頼を置く。一方で「彼ら(田中ら)が1軍に入ってくるようになれば、うかうかはしていられないからね」と、競争の激化が進めば、さらに自慢の投手力は強固なものになると信じている。

 最終日の練習のラストには、予定のメニューを変更してまで田中にゴムチューブを使い投球フォームの直接指導を行った。「(田中は)意識も高く(体力強化メニューにも)取り組んでいた。春が楽しみだね」と不敵に笑う。もちろん投手陣だけではない。今季は、昨秋キャンプで汗と土にまみれた甲斐が一気の大ブレーク。それでも「下の若い捕手も育ってきているし(甲斐も)安心はできないよ」。常勝軍団構築に不可欠な激しいチーム内競争。その種をしっかりとまき、指揮官が宮崎の地を後にした。 (倉成孝史)

=2017/11/19付 西日本スポーツ=

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