ソフトB東浜、価値ある最多16勝 上位対決制した「来年は180イニング」

西日本スポーツ

最多勝利投手賞を受賞し壇上でスピーチする東浜 拡大

最多勝利投手賞を受賞し壇上でスピーチする東浜

 壇上で浴びるスポットライトが、東浜の笑顔を一段と輝かせた。プロ5年目で自身初タイトルとなる最多勝。プロ入り前は「想像もしていなかった」という栄誉を手にし「1年間ローテを守れたことが一番うれしい。その中で、こういう賞を取れたことは光栄です」と素直な思いを口にした。

 壇上には同じく16勝を挙げ、最多勝を分け合った西武菊池が上がった。自ら言葉にすることはないが、同一リーグの各球団から2勝以上を挙げた自身に対し、菊池は楽天戦で全体の半分となる8勝を記録。一方で優勝争いを演じたホークス戦は未勝利だ。逆に自身は西武戦4勝、楽天戦3勝と上位2球団から7勝を挙げ、より価値ある最多勝とした。

 「今年はある程度、納得のいくシーズンだった。精神的にきつかったのは夏場前。(ローテーションの)先発陣がどんどんいなくなり、自分まで離脱するとチームが苦しい展開になると思って気が張っていた。優勝するためにも、何とか踏みとどまって投げなければという思いで投げ続けた」

 手にした16個の白星も誇れる数字だが、わずか5敗で、11個もの貯金を生み出した。また、4月19日のロッテ戦から6月6日のヤクルト戦まで8戦6勝無敗。7月以降も6連勝を含む11戦9勝2敗と、大事な夏場に貯金を荒稼ぎした。「(貯金)11というのは、なかなかできない。それだけ勝ちを付けてもらった仲間に感謝です」。そう言って、賞の重みもかみしめた。

 当然ながら、成績、投球内容に満足しているわけではない。今季は24登板中、13試合でイニング途中の降板を命じられた。「まだ信頼を勝ち得てない。来年の課題はそこ。ラスト1人、1アウトを任せてもらい、シーズン180イニングを目指す。各チームのエースは180回以上投げている。こだわっていきたい」。来季はもう一回り大きくなって、この舞台に帰ってくる。 (石田泰隆)

=2017/11/21付 西日本スポーツ=

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