ソフトB上林 成績全部上回る ヘビー級90キロ超で夏バテ防止サイズUP

西日本スポーツ

練習を終え引き揚げる上林 拡大

練習を終え引き揚げる上林

 4年目で初の規定打席に到達し2桁アーチを放った上林誠知外野手(22)が28日、体重90キロ超へのサイズアップを誓った。88キロで開幕を迎え、初めてシーズンを通して1軍で過ごした今季は体重の減った夏場に調子が下降。疲労から打撃フォームにも狂いが生じる悪循環に陥った。今オフから1人暮らしを始め自炊にも挑戦中。長打力アップも視野に、体重増で夏バテ知らずの肉体をつくりあげる。

 新生活も当たり前のように野球中心に回っている。上林は1人暮らしを始めたばかりの新居から新しい愛車でヤフオクドームを訪れた。球団納会の前にもしっかりトレーニング。「来年は(今年の成績を)全部で上回りたい」。大ブレークの4年目も既に過去のものとして“決別”した。

 さらなる飛躍を目指す来季に向けてサイズアップに着手した。「早く変えてほしい」と苦笑いを浮かべるのは、昨オフのデータを基に作られた選手名鑑の体重「79キロ」だ。現在は約85キロまで増量。それでも貪欲に「最初に蓄えておいた方がいい。90キロまでは増やしたい」と大台を見据える。

 今季を振り返ると、体重の減少に比例するように打撃が低迷した。88キロでシーズンに突入したが夏場には83キロまで落ちた。「体重を維持することの難しさも知った。食べる量が減っていたし(不調の)一つの原因かな」と分析。月間打率は5月が3割5分5厘の好成績も6月は2割台、7月は1割台。8月にやや持ち直したが9月は再び1割台に落ち込み、ポストシーズンでは出番が限られる悔しいフィニッシュとなった。

 体重増で今季13本だったアーチの量産も狙う。「今まで外野フェンスギリギリだった打球が越えていけばいい。(本塁打も)20本ぐらいは打ちたい」。そのための策が食事だ。今季の躍進が認められ高卒選手は5年の原則を1年前倒しして退寮。子どものころに家事を手伝った経験もあり、1人暮らしでも食の不安はない。「朝昼晩としっかり量を食べる。ご飯もちゃんと炊けるんで」とニヤリ。夕食こそ外食中心ながら、朝は自ら炊いた飯を納豆などでかき込んでいる。

 寮生への“置き土産”も残した。ヤフオクドームの場合、今季途中からナイター翌日のデーゲーム以外では筑後の寮に帰ることが義務づけられたが、移動距離が長く肉体的な負担が大きかった。推定年俸800万円からの大幅アップが期待される契約更改交渉は来月の予定。その席で「後輩のためにも言っておきたい」と、ホテル宿泊を認めるよう直訴するつもりという。

 文字通り「筑後組」を卒業し、来季は勝負のシーズンとなる。「(今年の)悔しさは残っている。このチームではギータ(柳田)さんぐらい打たないと出続けられない」。一回り大きくなってチームが連覇を目指す2018年に臨む。 (小畑大悟)

=2017/11/29付 西日本スポーツ=

PR

アクセスランキング

PR

注目のテーマ