ソフトB岩崎、生涯救援宣言 先発に未練なし、サファテの背中追う

西日本スポーツ

 最優秀中継ぎの初タイトルに輝いた岩崎翔投手(28)が30日、生涯リリーフを宣言した。勝利の方程式の一角として球団記録の72試合に登板。救援投手の醍醐味(だいごみ)を知り、先発への未練は断ち切った。今後はリリーフ一本で生きていく覚悟だ。日本一を支えたセットアッパーは、将来的なクローザー挑戦にも意欲的。苦手とした左打者封じを克服し、さらなる高みを目指す。

 足跡をたどると貢献度の高さが見えてくる。今季リーグ最多の72試合に登板。143試合の半分を超えるマウンドに上がり、球団記録を塗り替えた。ホールドポイントも球団記録を更新する46。岩崎が守護神のサファテとともに日本一を導いたのは間違いない。

 「打線は別にして、正直今年は中継ぎと抑えで勝ったと自信を持って言える。しんどかったけど、日本一になったから良かった。これだけ投げて、(日本一に)なれていないと疲労度も違う。半分投げたのはすごいと思うし、自信になる」

 区切りのプロ10年目はキャリア形成の中でも大きな1年となった。これまでは先発と中継ぎの併用が続いていたが、今年は中継ぎだけで主に8回を託された。「重要なポジションだったと思う。たくさん使ってもらって、日本一のチームで勝ちパターンで投げられて良かった」と振り返った。

■課題は左打者対策

 重要な役割を全うしたことでリリーフへのこだわりは増した。「当然、キャリアを中継ぎで重ねていこうと思った。いずれは抑えをやれる選手になりたい」。先発への未練は「全くなくなった」と言い切った。今後は守護神サファテの背中を追いかけ、常に高みを目指す。

 「左打者で代えられたシーンもあった。1イニングを任されるようにならないといけない」。充実の1年でも対右の被打率1割4分6厘に対し、対左は同2割8分4厘と苦戦。「持っているものの精度を上げていきたい」。完全無欠のセットアッパー像を描く。

 2017年はレギュラーシーズン72試合に加え、CS4試合、日本シリーズ3試合と計79試合に登板した。じっくり疲労回復といきたいところだが、V旅行には参加せず、12月10日ごろからトレーニングを再開する。「1年だけなら誰にでもできる。次を見てトレーニングしないといけない」。生きる道は決まった。最強のリリーフ投手に突き進む。 (小畑大悟)

=2017/12/01付 西日本スポーツ=

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