ソフトB五十嵐39歳シーズン単年契約 移籍後初、背水で臨む

西日本スポーツ

 背水のプロ21年目-。五十嵐亮太投手(38)が1日の契約更改交渉で、ソフトバンク移籍後初の単年契約を結んだ。1000万円増の年俸3億6000万円でサイン。3年契約で2013年に米球界から日本復帰し、16年から新たに結んだ2年契約が今季限りで終了した。岩崎や森、モイネロの台頭でブルペンは分厚くなっており、大ベテランは年齢に応じた投球スタイルを模索しつつ、巻き返しを図っていく構えだ。 (金額は推定)

 自分の変化を感じ、受け入れながら闘ってきた。来年5月で39歳。チームに貢献するため葛藤してきた五十嵐のソフトバンクでの5年目が終わった。3年契約で入団し、その後の2年契約が今季で終了。来季は移籍後初となる単年契約でプロ21年目を迎える。

 「この年ですし、一年一年が勝負。意識せざるを得ない」。契約を更改し、背水の思いを強く抱いた。守護神サファテにつなぐブルペンは岩崎を中心に、森やモイネロが高い安定感を誇った。さらに若い選手の突き上げもあり、世代交代を肌身で感じている。

 今季の五十嵐はリード、ビハインドの展開にかかわらず登板。球宴前までに全て救援で6勝を挙げた。しかし7月11日の試合中に左太もも裏の肉離れを起こして約2カ月間離脱。9月に復帰も出番は限られ、シーズン通算で46登板に終わった。「若い選手たちの競争に参加したい思いはあるけど、実際難しい。どんな状況でも使ってもらえるように。自分の引き出しを増やしていきたい」

 そのための課題は投球スタイルの変化だ。ヤクルトで「ロケットボーイズ」と呼ばれた20代から売りは150キロ台の剛速球だが、球の走りが落ちてきた分、奪三振率(9イニング当たりの奪三振数)6・05は移籍5年目で最も悪かった。「中継ぎなら三振を取りたいと思ってきたけど、ゴロの割合が多くなっている。自分が使えるものをどんどん増やしていきたい」。米国時代に多投しながら近年は投げる機会が減ったツーシームを磨き直すプランもある。

 秋季キャンプからランニングメニューに取り組んでおり、今月中旬の優勝旅行後もハワイに残ってトレーニングを重ねる。契約交渉では1000万円増の年俸3億6000万円でサイン。席上での球団への要望は、ヤフオクドーム内のトレーニング場の改善にとどまらず、試合中の野手の待機場所にも及んだ。チームの精神的支柱は、まだまだ老け込むつもりはない。 (谷光太郎)

=2017/12/02付 西日本スポーツ=

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