ソフトB武田復権へ和田式「軸足の強い蹴り」 4年ぶりロス自主トレで再出発

西日本スポーツ

 軸を見直して、軸に返り咲く!! 今季6勝に終わった福岡ソフトバンクの武田翔太投手(24)が2日、年明けに米国ロサンゼルスで単身自主トレを行うことを明かした。先輩左腕の和田毅投手(36)の助言をヒントに軸足の“強い蹴り”を習得する。入団1年目から1軍のマウンドで投げてきた右腕も、今季は東浜、千賀の両タイトルホルダーの陰に隠れてしまった格好。ロスから巻き返しの一歩を踏み出す。この日は、ホークスOBで本紙評論家の柴原洋氏(43)とともに福岡県大刀洗町で野球教室を行った。

■東浜、千賀の陰に隠れ

 悔しい2017年と決別し、太平洋の向こうから再起を図る。今季右肩痛による約2カ月の長期離脱を強いられ、2桁勝利も途絶えた武田が明かした。「ロスに行くことに決めました」。入団3年目の14年1月に汗を流して以来、4年ぶりの米国ロサンゼルス自主トレ。「遠投というか、長い距離を投げたい」。ここ数年拠点としてきた宮崎の1月の平均気温が約7度ということもあり、同時期で約14度と温暖な地を選んだ。

 「悪い癖を直すということ。ここが、というのが見つかったから」。口にした「ここ」とは軸足だった。「プレートから離れるのが早かった。右肩を痛めてから、かばって投げるうちにそうなってしまった」。一昨年あたりまではできていたという右足での踏ん張りがきかず、蹴りも弱かったことから球に力を伝えきれなかったとの思いがある。

 故障を契機に生じた微妙なずれを修正できないままでいたが、今季和田から指摘されたこともあり、軸足の使い方を見直すことにした。同時に、日米通算131勝左腕のフォームも参考にした。軸足に体重をしっかり乗せてから、捕手に向かって力強く踏み込む。さらに軸足の最後の“一蹴り”が、和田の特長でもある球速表示以上の力のある真っすぐを生み出す。「だから、和田さんはコントロールもいいんだと思う」と、武田はうなずいた。年明け早々に海を渡ると、数日後には遠投を始める予定。最長で120メートル程度まで距離を伸ばし、理想のフォームを体全体に覚え込ませる。

 今季は戦列を離れている間に東浜が台頭。先発陣の柱として最多勝に輝いた。2年続けて規定投球回をクリアした千賀も勝率第1位のタイトルを獲得した。一方、昨季まで2年続けて2桁勝利を挙げた武田は6勝にとどまり、存在感が薄くなった。軸足の強い蹴りを含めたフォームをマスターできれば、結果は自然とついてくる。再び投手陣の“軸”になるため、足元から徹底して見つめ直す。「1年間(調子の)波をつくらず、けがなく投げるのが一番」。不動の柱として先発陣に君臨し続ける一年。来春に25歳を迎える右腕の18年がそこにある。 (谷光太郎)

=2017/12/03付 西日本スポーツ=

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