アビスパのキーマンはウェリ J1昇格PO決勝3日16時キックオフ

西日本スポーツ

 J2アビスパ福岡の井原正巳監督(50)が、最終決戦のキーマンにエースのウェリントンを挙げた。3日のJ1昇格プレーオフ(PO)決勝(豊田スタジアム)で名古屋と対戦。福岡の昇格条件は勝利だけで、井原監督は攻撃的姿勢を貫くことを強調。福岡はJ2最少タイ36失点、名古屋は同最多の85得点の「矛(ほこ)盾(たて)対決」が注目されるが、今季19得点のストライカーに軸に必勝を期す。

 J1への扉を開くのは勝利しかない。名古屋との「矛盾対決」が注目される昇格PO決勝を前に、井原監督は「勇気」をポイントに挙げた。「名古屋の反撃を恐れずに勇気を持って前に出ていくことが大事になる」。迷いなく言い切った。

 DFラインを強気に押し上げ、組織的な攻撃を仕掛ける。今季の対戦成績は1勝1敗。ホームでは3-1で逆転勝ちし、アウェーでは1-3で逆転負けした。リーグ最多85得点の攻撃陣を誇る難敵には、1点では勝てないことは証明済みだ。

 井原監督も「先制しても2点目を取りにいく姿勢を見せないと」と強調。その上で「ウェリがキーマンになる。名古屋戦は今季初。彼の強さ、高さを生かし、どれだけダイナミックな攻撃ができるか」と今季19得点のエースに命運を託した。

 めったに個人名を挙げない指揮官のキーマン指名に、ウェリントンも奮い立った。「相手は研究してくるだろうが、いつも通りのプレーを心がける。空中戦で強さを見せ、競り合ってチームメートのためにキープするだけ」と自信を見せた。

 今季の名古屋戦は2試合ともに出場停止で、結果的に手の内を隠す形となった。井原監督も8月のアウェー戦の前に「よっぽど名古屋とやりたくないのか」と苦笑いを浮かべていたが、今回のPO決勝では“アドバンテージ”となりそうだ。

 2014年は湘南で優勝して自動昇格。15年には福岡で昇格POを制した経験のあるウェリントンは、J屈指の「昇格請負人」でもある。「本当にモチベーションは高い。(自身)3度目の昇格を達成させたい」と気迫をみなぎらせた。

 ともに1年でのJ1昇格を懸けた最終決戦。「われわれがJ1にふさわしいチームか試されている。そして、J1にふさわしいチームになっていることを証明できるチャンス」。ウェリントンが力を込めた。2日は雁の巣球技場での非公開練習で最終調整した後、福岡から名古屋へ移動。真っ向勝負でJ1への道を切り開く。 (向吉三郎)

=2017/12/03付 西日本スポーツ=

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