大谷だけじゃない!? ソフトB育成3位内野手の兄は「MLB注目の二刀流」

西日本スポーツ

 ソフトバンクの育成3位・砂川リチャード内野手(18)=沖縄尚学高=は、身長188センチ、体重106キロ(自己申告では108キロ)と、スケールの大きさを感じさせる右のスラッガー候補だ。「立ってみたいです。兄と一緒に、いつかあの、メジャーのグラウンドに」と夢もデカいが、兄ジョセフさんは現に米国在住で、最速155キロの右腕。一方で左翼手など野手として、打っても現地の大学リーグ戦で打率.372の二刀流と言うから驚かされる。

 2歳上の兄は米国ラスベガスで、カレッジ・オブ・サザン・ネバダという2年制大学に通う。野球チームはコヨーテスと呼ばれており、大学サイト内のメンバー表ページに「Joey O’Brien」の名前を見つけることができる。ジョーイはよくあるニックネーム。オブライエンは、沖縄の米軍施設で働く米国人の父ジョンさんの姓だ。背番号は33。

 ジョセフさんも沖縄・北中城(きたなかぐすく)高で野球をやっていたが、2年冬にやめてしまった。その後、父のソフトボールチームに加わっていたという。ある全国大会。大会通じて2本だけだったホームランをどちらもジョセフさんが打った。それがメジャースカウトの目に留まったのをきっかけに、渡米することになったそうだ。

 高校時代の兄は沖縄でも知る人ぞ知る存在で「その頃は全然プロ注(プロ注目)とかじゃなかったです。(最速)143キロとかだったんで」(リチャード)。143キロ投げられれば目立ちそうなものだが、とにかく際立った存在まではなかったのだろう。それが今は、リチャードによるとメジャー30球団の過半数がスカウティングする対象に。来年のドラフトで指名されるのを目指しているという。

 リチャード自身は「ミゲル・カブレラが好き。広角に打てるんで」と、2012年にMLB45年ぶりの三冠王に輝いたタイガースの主砲に憧れる。「自分もレフトからライトまでホームランを打てるようになりたい」と、握力74キロの右拳を握った。

 その語り口は、どうにも奔放でユニークだ。恵まれた体格の源を聞けば「中3で引退した後、1週間のハワイ旅行から帰ってきたら、93キロだった体重が101キロになってました」。球団がまとめた新入団選手の資料では、自己PR欄に「性格は神経質」とある。かと思えば、好きな言葉、座右の銘が「弘法筆を選ばず」だからかなわない。

 これからホームとなる福岡では、高1の遠征時、代打で満塁アーチを放った。見に来ていた高校の先輩、ソフトバンク東浜から「おまえ生意気やなあ」と声をかけられたという。今後も、兄とともに耳目を集めそうだ。

=2017/12/10 西日本スポーツ=

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