ソフトBサファテ超VIP待遇 春季キャンプ「フル免除」 工藤監督「任せておいて大丈夫」

西日本スポーツ

来春のキャンプ参加を「免除」され、3月に合流することがわかったサファテ 拡大

来春のキャンプ参加を「免除」され、3月に合流することがわかったサファテ

 MVP守護神は超VIP! 福岡ソフトバンクのデニス・サファテ投手(36)が来春のキャンプ参加を「免除」されることが11日、分かった。今季はプロ野球新記録の54セーブをマーク。一方で2014年から4年連続で60試合以上に登板しており、蓄積疲労や家族との時間を考慮された格好だ。従来キャンプ当初の独自調整を認められてきたが、工藤公康監督(54)の全幅の信頼から異例の「フル免除」。最強クローザーには来季フル回転への好材料となりそうだ。

■V旅行は不参加

 前人未到の大記録を打ち立て、日本一奪回にも大きく貢献した絶対守護神が「超特別待遇」を受ける。シーズン54セーブをマークし、今季のパ最優秀選手(MVP)を受賞。表彰のため0泊2日の強行軍で緊急来日した先月のNPBアワーズの席で、サファテは工藤監督と話し合いを行い、2月のキャンプには参加せず3月からチームに合流する。今回のV旅行には、現地で合流するはずだったが、参加しないことになった。

 工藤監督は「彼は、任せておいて大丈夫な選手だからね」と、全幅の信頼を置き、守護神に「キャンプ免除」による独自調整を認めたことを明かした。サファテは、今年の春季キャンプもチームより半月遅れの2月中旬にキャンプイン。それでも米国での自主トレの充実度を物語るような精悍(せいかん)な姿で来日すると、合流初日からブルペンで力強い51球を投じ、周囲をうならせた。

 指揮官は常々、サファテの練習に取り組むストイックな姿勢を認めている。多くの選手にとって春季キャンプは、シーズンへ向けて重要な期間。それでも指揮官は、守護神に関してはたとえキャンプに参加せずとも、シーズンでは今季まで同様の圧倒的な活躍をしてくれると信じている。今季まで4年連続で60試合以上に登板しており、蓄積疲労も考慮された形。さらに、守護神にとって活躍の原動力となっているファミリーとの時間を、優先させたい思いが指揮官にはある。

 工藤監督は「彼らにとって家族という存在はとても大きい。家族との時間も大切にしてほしいからね」と話す。特に今季はジェイダ夫人が一時体調を崩した期間があり、サファテは家族を米国に残す期間が長くなった。日本シリーズでもMVPに輝いたが、日本一決定直後にも「シーズンの喜びに浸りたいし、家族とできるだけ長く一緒にいたい」と、日本シリーズ終了翌日に、米国へ帰国した。

 今季までの日本球界7年間で通算229セーブを挙げており、名球会入りの基準となる250セーブまで残り21に迫る。11月のNPBアワーズに出席した際には「(来季)60セーブも機会があれば挑戦したいね」と、今季樹立したプロ野球記録更新にも意欲満々。超VIP待遇で来季への準備を整える史上最強クローザーが、必ず日本一連覇に貢献する。

◆ホークス移籍後のサファテのキャンプイン

 【14年】移籍初年はチームとともに1月31日に宮崎入りし、1日にブルペン投球。抑えを争った五十嵐と並んで37球を投げた。8日にはフリー打撃に登板し松中、李大浩と“対戦”するなど、他の投手と変わらないペースで調整。

 【15年】夫人が体調を崩したこともあり、キャンプインは第2クール前の休養日だった4日。ロス-羽田-宮崎と移動してきた疲れをものともせず、到着直後に個人練習を敢行した。約60メートルの距離でキャッチボール。5日の初ブルペンでは31球を投げた。

 【16年】キャンプインは第3クール2日目の10日。約2カ月間そらなかったという長いひげを蓄えて登場。初ブルペンは13日=写真。前年以上にたくましく見えた下半身で、球威抜群の41球を披露。

 【17年】キャンプインは第4クール前日の休養日だった15日。翌16日には投球練習で51球。マイペースながら、順調な調整ぶりを伝えた。

=2017/12/12付 西日本スポーツ=

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