ソフトB和田 開幕参戦2年連続へ名乗り

西日本スポーツ

テレビ収録中に笑顔を見せる和田 拡大

テレビ収録中に笑顔を見せる和田

 【ホノルル(米ハワイ州)倉成孝史】まだまだ譲らん! 福岡ソフトバンク和田毅投手(36)が15日(日本時間16日)、2年連続5度目の開幕投手に名乗りを上げた。今季は6年ぶり4度目の大役となった3月31日のロッテ戦で、8回1失点で勝利投手。ただその後は左肘手術による離脱もあり、登板8試合で4勝に終わった。今オフはすでに、最多勝右腕の東浜が開幕マウンドに「立候補」。千賀、武田らも候補となるが、チームをさらなる常勝軍団とするために、来季16年目のベテランが若手のライバルであり続ける強い覚悟を見せた。

■1年前と状況一変

 ワイキキの照りつけるような日差しが、和田の口調を熱くしたわけではない。米大リーグ挑戦前から何度も訪れているハワイの地。夫人、まな娘と遊ぶ姿にこそ、シーズン中にはないリラックス感が漂うが、常夏の島にテンションを上げたわけでもない。それでも、この話題には普段のクールさとは対照的にその口調が熱気を帯びた。

 「それ(開幕投手)はもうね、持ち続けないといけないと思うし。先発でやらせてもらっている以上は、開幕を目指していくのは当たり前のこと」

 ハワイの太陽の下、力強く2年連続の開幕投手に名乗りを上げた。5年ぶりのチーム復帰となった昨季、15勝で最多勝をマーク。今季は、春季キャンプ中に早々と工藤監督に「誰しも和田君であれば認めるし、信用する」と、6年ぶりの大役を告げられた。3月31日のロッテとのオープニングゲームでは、8回1失点で勝利投手。工藤監督は実績を重んじるだけに、日米通算131勝を誇る安定感抜群の左腕は来季も有力候補となることは間違いないが、「最有力」だった1年前とは状況が違うことは本人も十分に理解している。

 今季は開幕から2連勝を飾ったものの、4月中に左肘の不調で登録抹消されると、5月に左肘骨片除去手術を受け、4カ月以上離脱した。黒星こそ一つも喫しなかったが、登板8試合で4勝。その間には、東浜が16勝を挙げ最多勝に輝き今季の「柱」となった。その東浜は今月上旬の契約更改会見で、来季の開幕投手に立候補。今季の成績だけで考えれば和田は劣勢とも言えるが、来季16年目を迎えるベテランとして、チームの未来も考えて開幕レースに参戦する。

 和田の口調は、さらに熱気ムンムンとなった。「今年は東浜、千賀、武田と実績もある、結果を残した若手がいる。そういう中で彼らも開幕をしたいと。それがチームにとってはいい競争意識になって。僕はそういうのがチームにとって一番、大事だと思う」。ホークスを真の常勝軍団にすべく、来季37歳のベテラン左腕は、いつまでも若手にとって強烈な存在として君臨していく。

=2017/12/17付 西日本スポーツ=

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