ソフトB東浜 ここで差をつける 年末までハワイ居残り

西日本スポーツ

ダイヤモンドヘッドを背に早朝のワイキキビーチをランニングする東浜 拡大

ダイヤモンドヘッドを背に早朝のワイキキビーチをランニングする東浜

 チームが日本に帰国しても、東浜巨投手(27)はハワイに残って汗を流している。初参加だったV旅行は、初日のウエルカムパーティーだけで終了。2日目の朝には滞在先のホテルをチェックアウトし、その日に日本から到着した加治屋ら3人と合流しコンドミニアムに移動した。6勤1休のペースで約2週間、年末までトレーニングする予定。その表情には最多勝右腕としての責任感がにじむ。

 「一番差をつけられるのは、ここ(12月)だと思うので」。いまや東浜にとって、師走は一年の中でも大きな意味を持つ1カ月となっている。3球団が競合したドラフト1位で入団しながら、3年目までの勝ち星はわずか計6勝。壁をぶち破るため、変革を追求し初めて単身で海を渡ったのが2年前の12月だった。

 15年オフ、米ロサンゼルスで黒田博樹氏らメジャーリーガーも使用する施設で徹底的に体を鍛え上げ帰国すると、翌16年に自己最多の9勝をマークした。「12月にしっかりトレーニングをやりだして結果が出るようになった。もう習慣になっている」。昨年12月も同地でトレーニングを行い、今季は16勝で最多勝に輝いた。それだけに今年も休む理由はない。温暖な気候と移動の手間を省けることからロサンゼルスからハワイに場所を移したが、2年間の自主トレで師事したトレーナーも同行し、トレーニング施設を完備する高校で連日汗を流している。

 来季は真の「柱」となって、チームを連続日本一に導く覚悟だ。2.5倍の大幅増を勝ち取った契約更改交渉後の会見では「連覇を狙えるのは僕たちだけ。そういうチームの中心になりたい」と強い意気込みを口にし、自身初の開幕投手にも立候補。ハワイでは今季のオープニングマウンドを任された和田も、2年連続の大役へ向けて東浜と争う決意を示した。エースと呼ばれる存在となるために、東浜が常夏の島で汗を流し続ける。 (倉成孝史)

=2017/12/18付 西日本スポーツ=