日本プロスポーツ大賞にソフトB初選出 サファテ殊勲賞、球団3人目

西日本スポーツ

 サファテを助ける! 今年最も活躍したプロスポーツ選手や団体をたたえる日本プロスポーツ大賞が20日に発表され、大賞に2年ぶり8度目の日本一に輝いた福岡ソフトバンクが初めて選出された。プロ野球球団では1978年のヤクルト以来、39年ぶり4球団目の快挙。東京都内で行われた表彰式に出席した主将の内川聖一外野手(35)は最高の栄誉を喜びながら、「1人にかかる負担を全員でカバーしたい」と殊勲賞を受賞したチームの守護神、デニス・サファテ投手(36)の負担軽減を誓った。

 もう一つ“日本一”の称号が加わった。日本プロスポーツ大賞はその年、最も輝かしい活躍をしたプロスポーツの選手、団体に与えられる栄誉だ。ソフトバンクはいずれも日本一に輝いた2011、14、15年に殊勲賞を受賞したが、大賞は初めて。球団を代表して内閣総理大臣杯を手にした内川は、あらためて喜びをかみしめた。

 「このオフは日本一の反響の大きさを感じたけど、日本で一番のスポーツの賞に選ばれ、本当に印象的な勝ち方で日本一になったんだなと思った」

 米国伝統の自動車レース、インディアナポリス500マイル(インディ500)を日本人として初めて制した佐藤琢磨や、日本人の五輪金メダリストとして初めて世界王座を獲得したボクシングの村田諒太らを抑えての戴冠。ただ、内川のいう「印象的な勝ち方」とは、接戦が多かったことを意味している。しびれる展開で常にマウンドに立っていたのが、サファテだ。シーズンでプロ野球新の54セーブを挙げた守護神は、日本シリーズ第6戦では来日初の3イニングの熱投。29年ぶりとなるサヨナラ勝ちでの日本一を呼び込んだ。

 サファテへの絶対的な信頼は揺るがない。一方で内川は「働きすぎ」の守護神をサポートすることも心に決めた。「デニスにつなぐ気持ちで(チームが)一つになったけど、頼りすぎた部分がある。(セーブの)記録はうれしいけど、負担を1人にかけるのではなく全員でカバーしたい」。例えば3点差ならあと1点が負担減につながる。野手ができる最大の助けは、1点でも多く得点することだ。

 ひとりのアスリートとして、内川は個人で戦うアスリートの姿からもヒントを得た。同じ表彰式に出席した村田はもちろん、185センチの自身より20センチ近く背の低い佐藤にも“大きさ”を感じた。「食うか食われるかの中で戦って放つオーラのような雰囲気がある」。悠然としながら、相手を威圧する。それは幾多の修羅場をくぐり抜けてまとったものだ。自分も打席の中で発したい-。選ばれた者だけがそろう晴れ舞台に立ったからこそ、感じられるものがある。 (鎌田真一郎)

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 シーズン54セーブのプロ野球新記録を樹立したサファテが殊勲賞を受賞した。球団の選手で殊勲賞は1988年門田、2004年松中に次ぎ3人目。サファテはパ・リーグMVP、日本シリーズMVP、正力松太郎賞に続く栄誉となった。表彰式では「大変感激している。2017年はチームにとっても自分にとっても特別なものになった。神様や家族、チームの信頼、ファンの大きな声援のおかげ」とのメッセージが読み上げられた。

=2017/12/21付 西日本スポーツ=

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