ソフトB和田 前人未到37歳で沢村賞狙う 福岡市飯倉小で「夢の課外授業」

西日本スポーツ

 来季16年目の和田毅投手(36)が21日、「タイトルコンプリート宣言」をした。福岡市早良区の飯倉小で行われた「夢の課外授業」(二十一世紀倶楽部主催)に講師役として登場。5、6年生に向けた講義で夢について語り、自身の夢を「取ったことのない(先発投手の)タイトルを取りたい」と明かした。狙うは史上最年長の沢村賞に、最優秀防御率、そして最多奪三振。来季37歳の左腕の夢は大きく広がる。

 子どもたちの視線の先で大きな夢を語った。和田がプロ野球選手という夢を追い掛けた道のりをたどり、まだ見ぬ高みをにらんだ。「沢村賞、最優秀防御率のタイトルも取っていない。全部取りたい。欲深いので、その気持ちがあるから原動力になっている」。和田の目標。それはタイトルのコンプリートだ。

 デビューした2003年に新人王を獲得した左腕は、10年に最多勝とMVPに輝いた。米国から復帰した16年には2度目の最多勝に加え、勝率第1位も獲得。残る先発投手のタイトルは、最優秀防御率、最多奪三振、そして最大の栄誉とされる沢村賞だ。

 「野球をやり続けている以上は取ったことのないタイトルを取りたい。常に上を目指す姿勢がなくなると自分自身も弱くなってしまう」。絶えることのない向上心は、野球を始めた時から全く変わらない。それは夢に向かう子どもたちに伝えたいことでもあった。

 島根・浜田高で甲子園に出場した際のエピソードを披露。「松坂大輔ってすごいなと思った。雲の上の存在だった」。開会式で記念写真をお願いした。「松坂世代」と呼ばれるすごい同期を見て「プロなんて無理と諦めかけた時もあった」。それでも「負けたくない」という思いを成長につなげ、大学では1カ月半で球速を13キロもアップさせ、プロという夢を現実にした。

 2月に37歳の誕生日を迎える来季は16年目。輝きを放った「松坂世代」が次々にユニホームを脱ぐ中で「沢村賞というのも目標にして、夢を持っていくことは大事」と意気込む。最年長の沢村賞は1955年別所(巨人)、67年小川(中日)、88年大野(広島)の33歳。来季獲得となれば大幅更新となる。

 「子どもたちの純粋な笑顔を見られてうれしかった。常に憧れられる存在でいられるようにしたい」。講義の後は校庭でキャッチボールや野球対決。夢を語った和田先生が、自らの夢にも突き進む。 (小畑大悟)

■「投げる姿見せてほしい」 中日テストの松坂に期待

 中日の入団テストに臨むことが発表された松坂に、今季までチームメートだった同じ「松坂世代」の和田がエールを送った。「本人から聞いたわけではないけど、本人が選択した道の中で国内で投げる姿は見てみたい。同級生の代表は彼。投げている姿を僕らにも見せてほしい」と復活を期待していた。

=2017/12/22付 西日本スポーツ=

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