ソフトBアキラもん絶!!地獄トレ 飛距離UPへヤル気100%

西日本スポーツ

 地獄の砂浜トレにもん絶! 福岡ソフトバンクの中村晃外野手(28)が22日、今季途中からタッグを組む島袋裕二トレーナー(44)と季節外れのハードトレを敢行した。11年目の来季の目標に掲げる長打力アップへ、ヤフオクドーム近くの砂浜でタイヤ押しやダッシュなどで汗だく。チームの先輩で三冠王を獲得した松中信彦氏も指導した島袋トレーナーの下、来年1月は沖縄・宮古島でさらに過酷なメニューに取り組む。

■「逆方向に本塁打を」

 北風がほおを刺すビーチでうめき声が上がった。V旅行で訪れたワイキキビーチとは対照的な真冬の福岡で、2度目の体験だった中村晃がもん絶した。「これはマジでやばい」。砂の抵抗が大きく、足元が軟らかい砂浜での過酷トレ。発案者は島袋トレーナーだった。

 ジョギングからインターバル走を終え、約10メートルのタイヤ押しを挟む40メートルのダッシュを計4本。最後は80メートルダッシュ2本で締めくくった。通常の選手は休養が中心となる時期でのハードトレ。練習熱心で知られる中村晃も「思ったよりきつかった」と砂浜に倒れ込んだ。

 かつて三冠王に輝いた松中氏も指導した島袋トレーナーは「まだこれから。宮古島でもどんどんやっていきます」と涼しい顔。中村晃も「自分の力だけでは限界がある。成績もあまりよくなかったし、いろんな人に力を借りようと」とタッグ結成の理由を明かした。

 指導を受け始めたのは8月下旬。自身初の個人トレーナーとなる。「もっと飛ばしたい。逆方向にも本塁打を打ちたいと思ってやり始めた」。課題とする長打力アップに向けての新たな挑戦だった。ポストシーズン3発など結果も残し、手応えをつかんでいる。

 「球場での練習の仕方も変わったし、走るようになった」。従来はヤフオクドームで試合後のトレーニングを行っていたが、島袋トレーナーとジムで鍛えるようになり「ドームだと気を使うし、切り替えが難しかった。ジムだとうまく切り替えられた」と振り返る。

 楽天とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでは第2戦に送りバントを失敗し、ナイター後の午前0時からジムで懸垂をした。黙々とトレーニングに打ち込むことで「うまく切り替えができると気づいた」。第3戦では涙の決勝2ランを放った。

 今季は2年連続で全試合出場したが、成績には決して満足していない。「今年は試合、試合であまり(トレーニングが)できなかった。見てもらった方が計画的にできる」。自身初のシーズン2桁本塁打も見据える来季も引き続き、島袋トレーナーの指導を受ける。

 本格的なスタートは来年1月の宮古島となる。東洋一美しいといわれる「与那覇前浜ビーチ」も鍛錬の場でしかない。「1月はトレーニング中心。宮古島でもきついでしょうね」。三冠トレーナーの力添えを得て、来季は本塁打を量産する。 (小畑大悟)

=2017/12/23付 西日本スポーツ=

PR

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング

PR

注目のテーマ