ソフトB岩崎2倍超1億3000万円 ヤフオクD球速表示「厳しいのでやさしめに」

西日本スポーツ

 限界突破へ、斬新プラン-。初タイトルの最優秀中継ぎ投手を獲得した福岡ソフトバンクの岩崎翔投手(28)が23日、ヤフオクドーム内で契約更改交渉に臨み、今季の年俸6200万円の倍を超える1億3000万円でサインした。初の大台突破を果たしたセットアッパーは、同ドームの球速表示について従来のスピードガンより“甘め”の数値が出やすい「トラックマン」の利用を提案。工藤監督に課された「160キロ指令」もクリアしやすくなる!? (金額は推定)

 念願の1億円プレーヤーのステージに立った。72試合登板、46ホールドポイント(HP)はともに球団新記録。サファテにつなぐ8回を任された岩崎が、先行逃げ切りパターンをより強固にした。

 「高く評価していただいてうれしい。1億円を超える選手は多くなったけど、壁はあると思う。10年目を終えて初めて超えられた」。ドラフト1位で入団。エースを目指した時期、先発と救援の両にらみだった時期は長かったが、セットアッパーという役目を任されて素質は大きく開花した。

 「もっと早く中継ぎ(専念)をしておけばよかったのかな」という思いはある一方で「いろんな思いをしてきたからこそ、今の自分があると思う」。回り道でも全てを糧としてきた。

 救援陣のリーダー格という自覚もある。意見を代弁し、交渉の席上で球団に“珍要求”。「ヤフオクドームのスピードガン(表示)がちょっと厳しいので、やさしめにしてください」。札幌ドームやZOZOマリン、Koboパーク宮城などに比べ“辛い”という。

 根拠もある。チームは軍事レーダー技術を応用した測定システム「トラックマン」を昨季導入。測定方法の原理が違うとはいえ、トラックマンのデータだとスピードガンよりも平均して3、4キロは速いという。最速156キロの岩崎は、トラックマンだと158キロを出したこともあった。

 工藤監督から「160キロを出すポテンシャルがある」と見込まれる右腕は「ピッチャーは(速い球速表示で)気分が乗ってきたら、ボールをもう一押しできる」と強調する。トラックマンの数値をビジョンに表示するには、システム変更などで費用が発生するが、三笠球団統括本部統括本部長は「個人的に指標が二つあるのは良くないと思う。トラックマンの数値があるなら、球場の表示をそちらにするということも可能」と前向きだ。科学の力も追い風にできれば、タカ投の優位は高まるばかりだ。 (谷光太郎)

■千賀も“岩崎案”後押し 「ファンも喜ぶ」 岩崎とトークショー

 千賀が岩崎の提案をプッシュした。契約を更改した岩崎とともに、福岡市内のヨドバシカメラマルチメディア博多で行われたトークショーに出演。最速156キロの剛球を誇る千賀は「僕もトラックマンの数字が(ビジョンに)出ればいいと思う。スピードガンとの差がありすぎる。ファンの皆さんも喜ぶのでは」と私見を述べた。

=2017/12/24付 西日本スポーツ=

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