U19代表の福岡大大濠・中田3Pシュート7本 高校バスケットウインターカップ

西日本スポーツ

 バスケットボールの全国高校選手権大会(ウインターカップ)は26日、東京体育館で男子の3回戦と女子の準々決勝を行った。九州勢の男子は全国高校総体との2冠を狙う福岡大大濠が昨年3位の北陸学院(石川)に76-70で競り勝ち、準々決勝に進んだ。2年生ながらU-19(19歳以下)日本代表に選ばれた中田嵩基(しゅうき)が両チーム最多の3点シュート7本を決めて勝利に貢献した。前年王者の福岡第一も85-83で土浦日大(茨城)との接戦を制した。

 長い放物線を描いたボールがリングに次々と吸い込まれてゆく。福岡大大濠のPG中田が両チーム最多の3点シュート7本を決め、チーム最多の23得点。「(3点シュートは)自信があるので自分のタイミングでどんどん打っていった」。“飛び級”でU-19日本代表となった17歳が、一進一退の攻防を制する原動力となった。

 チームは北陸学院のエース大倉に37得点を献上。なかなか点差を広げられなかった。攻めても厳しいマークを受けて、インサイドになかなか切り込めない。それなら無理せず外から打つ。冷静な判断が光った中田のプレーに、片峯聡太監督は「苦しい場面、(点が)欲しい場面で打ってくれた」と目を細めた。

 7月上旬にエジプトで開催されたU-19ワールドカップでは、高校生から唯一代表に選ばれた。身長175センチの中田にとって大柄でパワーあふれる外国人と競り合った経験は大きかった。「小柄な自分は献身的な動きが大切だと痛感した。必要な時だけシュートを打ち、パスを出す時も取りやすさを意識するようになった」

 日本代表で学んだチームプレーは、ノーシードから頂点に駆け上がった全国総体で生きた。この日は確実に得点できると判断すれば、あえてシュートを狙わず、味方にパスを送るシーンもあった。厳しい国際大会の経験で司令塔としての視野は確実に広がった。

 2冠への第一関門として位置づけていた北陸学院戦を乗り切った。「コートにもなじんできた。夏の暑い総体に比べたら体も全然疲れていない。ここからが本番」と中田。片峯監督に「頑張りすぎるな」と諭されるほど負けず嫌いの熱き男が、さらにギアを上げてチームをけん引する。 (大窪正一)

 ◆中田嵩基(なかた・しゅうき)2000年7月11日生まれ。福岡県直方市出身。福地小1年からバスケットボールを始め、西福岡中2年時に全国中学校大会で16強。高校入学後、1年生でベンチ入りした昨年のウインターカップ(当時は全国選抜優勝大会)は2回戦で北陸(福井)に敗退。15年にU-16、16年にU-18日本代表に選ばれた。175センチ、68キロ。

=2017/12/27付 西日本スポーツ=

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