ソフトB吉住 若鷹寮207号室に入寮 初代・上林さんに続き「出世部屋にする!!」

西日本スポーツ

 上林プラス吉住で「出世部屋」の完成だ! 福岡ソフトバンクのドラフト1位・吉住晴斗投手(17)=山形・鶴岡東高=が7日、福岡県筑後市の若鷹寮の207号室に入寮した。現選手寮は福岡市から移転した2016年3月から使われており、前の住人は今オフに退寮した上林誠知外野手(22)。同じ東北地方の高校から入団した先輩に続いてブレークし、筑後の「出世部屋」を大きく育て上げる。

■「早く1軍に上がりたい」

 ドラ1右腕は期待に胸を膨らませ、開業3年目となる筑後ファーム施設の「若鷹寮」の玄関に入った。金岡寮長から告げられた新居は207号室。昨季までの住人がブレーク中の上林だったと知ると、吉住の表情はさらに明るくなった。

 「(207号室は)すごい人が暮らしていたんですね!! 僕も続けるようにやっていきます」。上林は4年目の昨季、134試合に出場して打率2割6分、13本塁打。この成績が評価されて内規より1年早く退寮し、ヤフオクドームに近い福岡市内に転居した。

 2代目の吉住がブレークすれば、207号室の評価は固まる。吉住担当の作山スカウトは「吉住次第で『出世部屋』になるね」と期待を込めた。部屋割りを決めた金岡寮長は「この寮は歴史が浅い。今回の部屋割りは偶然だけど、そういう部屋ができてくれば、うれしい」と口にした。

 吉住と上林には同じ東北地方の高校出身という共通点もある。吉住が中学1年だった12年秋、上林は宮城・仙台育英高で明治神宮大会を制覇。13年は甲子園に春夏連続出場した。吉住にとっては「昔から知っていました。すごく打っているイメージ」という“身近な存在”でもある。

 今季の支配下新人で吉住は入寮第1号。地元の山形県鶴岡市は膝下までの積雪の影響で練習場所も限られたが、年末年始で練習を休んだのは元日だけ。「体を動かしてきたし、準備はしてきた」。母校の室内練習場でキャッチボールの強度も上げ、10日からの新人合同自主トレに備えてきた。

 7日は山形県の庄内空港から羽田空港で乗り継ぎ、福岡に到着。早めの入寮を希望していた右腕は「まずは練習についていけるようにしたい。その上で、できるだけ早く1軍に上がりたい」と強調。早期の1軍デビューで、筑後の「出世部屋」を大きく育て上げる。

 207号室に持ち込んだ家電はテレビだけ。マットレスは高校3年間で使い慣れたもので、気晴らしのグッズもないという。「寮生活は初めてだけど、環境を変えたくなかった」。野球一筋の151キロ右腕が上林の後を追い、福岡でスターダムを駆け上がる。 (谷光太郎)

■1年目の色は「青」 新調グラブを披露

 吉住がプロ入りに合わせて新調した青色のグラブを披露した。高校1年から年ごとに「自分の色」を決めており、「高1は黒で高2と高3は赤。今回は何となく青に決めた」と説明。グラブ以外の野球用具も同じ色で統一するといい「(青は)中日の浅尾投手が使っていたイメージ。ストレートの速い投手に憧れているので、ちょうどいいですね」とお気に入りだった。

◆西戸崎合宿所(福岡市東区)時代の主な「出世部屋」

 02年 ドラフト1巡目の寺原隼人(宮崎・日南学園高)が、新人時代の城島健司が使用した229号室に入寮。1年目は6勝。

 06年 希望枠の松田宣浩(亜大)が、井口資仁が使用した215号室に入寮。1年目は62試合に出場し、現在は不動の三塁手。

 07年 希望枠の大隣憲司(近大)に和田毅が入団から2年間使用した部屋、高校生ドラフト1巡目の福田秀平(東京・多摩大聖ケ丘高)には川崎宗則がかつて使用した部屋がそれぞれ割り当てられた。大隣、福田ともに1軍で活躍。

 15年 ドラフト3位の古沢勝吾(福岡・九州国際大付高)に今宮健太が5年間過ごした部屋が割り当てられた。

 16年 ドラフト1位の高橋純平(県岐阜商高)に武田翔太が4年間過ごした部屋が割り当てられた。

=2018/01/08付 西日本スポーツ=

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