ソフトB岩崎、パ史上初の目標達成へ チェンジアップ習得に再挑戦

西日本スポーツ

■宮崎自主トレ公開

 三つのハードル越える! 福岡ソフトバンクの岩崎翔投手(28)が18日、パ・リーグ史上初となる2年連続の「最優秀中継ぎ投手&防御率1点台&70試合登板」達成を目標に掲げた。この日、宮崎市で公開した自主トレでは、股関節強化のためハードルトレーニングを導入し、ブルペン投球では昨オフにも取り組んだチェンジアップ習得に再挑戦。進化を求めるセットアッパーが、高いハードルを越えていく。

■中日・浅尾以来の快挙へ

 青空が広がる宮崎、岩崎は軽快な走りで次々とハードルを跳び越えていった。「マウンドに立てば一人」と単独で行う自主トレで、ハードルをメニューに取り入れたのは股関節の強化のためだ。

 昨季72試合を投げ防御率1・99の安定感を見せた岩崎だが、9月の防御率は3・86と疲れをのぞかせた。「疲れて硬くなって、足回りが動かないことがあった」。投球フォームで左足の踏み込みを重視する右腕にとっては、股関節の動きが悪くなることは致命的だ。練習メニューを作成する個人契約を結ぶ尾関幸一郎トレーナー(41)の仲介で、陸上競技の専門家を招いて指導も仰いだ。

 昨季、初めて最優秀中継ぎ投手に輝いた右腕は、シーズンを通し、さらに安定したパフォーマンスを発揮できれば、昨季を上回る成績を残せる自信がある。

 「去年に負けない数字を残したい。(2年連続の最優秀中継ぎ投手、防御率1点台、70試合登板を)目指していきたい。去年だけではなく、もう1年やって超一流となる。続けてやっていきたい」

 目標に掲げる三つの条件を2年続けて満たしたのは、2010、11年の中日浅尾のみ。達成すればパ・リーグでは初の快挙となり、名実ともに最強セットアッパーの称号を手にすることになる。

 相手の研究も進むだけに、今までと同じ姿で通用するとは思っていない。11日以来、今年2度目となったブルペン投球では、29球のうちチェンジアップを4球投げた。岩崎は150キロを超える直球と、フォークが武器だが「二つに絞って、明らかにフォークを待っているのも分かった。決め球にならないと意味がないけど、試していく」と習得に再挑戦している。

 チェンジアップで参考にするのが、回転数を変化させ、打者を幻惑するオリックス金子と、落差の大きい巨人杉内。昨オフも習得に取り組んだが、完成に至らず「先発の勝ちを消してはいけない」と昨季は使うことはなかった。「8回の男」としてのプライドをのぞかせる11年目右腕。最強守護神サファテの背中を追いかけ、高いハードルを自らに課す。 (鎌田真一郎)

 ◆岩崎の主な自主トレ

 ▼プロ2年目の2009年1月、和田の自主トレに参加。腰の回転や内転筋の重要性などを学び、体幹を強化した。

 ▼10年1月、斉藤和巳が米アリゾナ州で行った自主トレに参加。野球に取り組む姿勢から体づくりまでたたき込まれた。

 ▼12年1月、米メジャーレンジャーズと契約したダルビッシュの宮崎自主トレに2週間参加。1日4度の食事に加え、練習の合間にプロテインなどを摂取。筋トレで11年シーズン終了時76キロだった体重を84キロに。

 ▼14年12月、チームのV旅行中に、福岡県豊前市で山ごもり。尾関トレーナーの下、普段使わない足の指先の感覚を鍛えるなど地道にトレーニング。15年1月は、宮崎で実施。

 ▼17年1月、宮崎での自主トレで「動物の動きを取り入れる」アニマルトレを実施。サルやゴリラ、アヒルなど6種の動物になりきり、四足歩行などで約10メートルの距離を何度も往復。体の使い方や連動性、股関節周辺やバランス強化に努めた。

=2018/01/19付 西日本スポーツ=

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