ソフトB今宮遊撃で“3冠”だ 西日本スポーツ賞贈呈式に出席 さらなる高みへ

西日本スポーツ

西日本スポーツ賞贈呈式の参加者から祝福され、「J1」を示す長崎・高田社長(中央左)と「もう1頂!」ポーズを決める今宮(同右) 拡大

西日本スポーツ賞贈呈式の参加者から祝福され、「J1」を示す長崎・高田社長(中央左)と「もう1頂!」ポーズを決める今宮(同右)

賞状を受け取る福岡ソフトバンクホークスの今宮

 遊撃で“3冠”だ! 福岡ソフトバンクの今宮健太内野手(26)が27日、福岡市中央区の天神スカイホールで行われた第63回西日本スポーツ賞(共催・テレビ西日本、協賛・富士通)の贈呈式に出席。パ・リーグの遊撃手として5年連続のゴールデングラブ賞に輝いた名手は、今季の目標に最多守備機会、最少失策、最高守備率の3項目を設定した。昨季は遊撃手として球団史上最高の守備率9割8分8厘をマークしたが、さらなる高みを追求する。

 昨季は5年連続のゴールデングラブ賞に輝いた名手が、球史に名を刻む存在になる。西日本スポーツ賞の贈呈式に出席した今宮は「松井(稼頭央)さんなら肩、小坂(誠)さんなら守備。自分も『今宮ならこれ』というのを表現したい」と歴代の名遊撃手の名前を挙げた。

 脳裏に描くショート像に必要な「これ」とは-。今宮は圧倒的な成績を追い求める。昨季の守備率9割8分8厘は、球団の遊撃手では2005年の川崎宗則(9割8分7厘)を上回る最高記録となったが、「攻めた中での数字じゃないと意味がない」と強調する。

 今季は最多守備機会、最少失策、最高守備率の3項目でトップを狙う。守備機会が少なければ、失策のリスクも減るが、消極的な「安全策」は選択しない。積極的かつ攻撃的な守りで守備機会を増やし、「誰からも文句を言われないプレー」で“3冠”を狙う。

 今宮が照準を合わせる3項目で、同一年にパ・リーグトップに立った選手は過去7人(8度)。球団では南海時代の1968年の小池兼司だけだ。今宮が達成すれば、64年から5年連続で球宴に出場し、ベストナインにも4度選ばれた名手以来、50年ぶりとなる。

 最大のライバルは、昨季新人王の西武の源田壮亮だ。同じ大分出身で、明豊高出身の今宮が1学年上ながら「高校(大分商)時代から守備がうまいのは知っていた」と実力を認める遊撃手。昨季の守備機会も今宮の567に対し、源田は730。今季は同郷の後輩に勝たなければならない。

 西スポ賞のトークショーでも熱弁を振るった。「今の野球は1点がすごく大事。僕の横を白球が通り過ぎないように全力でプレーしている。三遊間で抜けそうなゴロをダイビングして抜かせないようにして、1点を取らせない場面も多々ある」と力を込めた。

 プロ入りから昨季まで師事した鳥越裕介コーチ(現ロッテ1軍ヘッド兼内野守備走塁コーチ)は、中日時代の1997年に守備率9割9分7厘(守備機会347、1失策)の日本記録を樹立したが、守備機会は最多ではなかった。恩師も達成できなかった遊撃“3冠”で、6年連続のゴールデングラブ賞をつかむ。 (鎌田真一郎)

■「たかた」と二遊間コンビ!?

 今宮はシーズンでも「たかた」とのコンビ結成を誓った。トークショーで隣に座ったV・ファーレン長崎の高田明社長と同姓で同じ読み名のホークス高田知季とは公私ともに仲良し。北九州市内での自主トレもともに行っており「高田さんとの二遊間を実現する」と誓い合ったことを明かした。トークショーでは終始、高田社長の“口撃”に押され気味。それでも「勉強になる話ばかり。壇上ではなく、普通にずっと聞いていたかった」とすっかり心をつかまれていた。

=2018/01/28付 西日本スポーツ=