ソフトB工藤監督が南阿蘇村3小学校訪問思いさらに 被災地支援は僕らの役目

西日本スポーツ

 福岡ソフトバンクの工藤公康監督(54)が29日、シーズン中も熊本地震と九州豪雨の被災地支援の継続を約束した。この日は熊本地震で大きな被害を受けた熊本県南阿蘇村の小学校3校を訪問。子どもたちと触れ合って、笑顔を浮かべる一方、復興途上の被災地の現状を再確認し、長期的な支援の必要性も実感した。27日から3日間の被災地訪問を終え、連続日本一への思いを熱くした。

 ■3日連続の行脚

 子どもたちの歌声に耳を澄ませ、指揮官の目頭に熱いものがこみ上げてきた。この日、3校目の訪問となった南阿蘇西小は被害が大きく、いまだ3分の1の児童が仮設住宅から通学を余儀なくされている。雪もちらつく極寒の中でも子どもたちは笑顔で迎えてくれた。体育館に響く「OMOIYARIのうた」が、工藤監督の胸に熱く届いた。

 「元気を届けるつもりが元気をもらってこんなにうれしいことはない。皆さんに元気、勇気を与えられるようにホークスはみんなのことを忘れません。九州は一つだと思っています」

 九州豪雨を含め、3日連続被災地訪問の締めくくりは南阿蘇村だった。幹線道路は遮断され、生々しい崖崩れの斜面に復興を急ぐ重機が入る。道中は仮設住宅も連なっていた。「まだ復興にはほど遠いことを伝えていかないといけない。それが僕の役目であり、ホークスの役目だと思っている」

 朝一番に訪れた白水小では、夢を持つことの大切さを説いた。中松小では軟らかいソフトボールでキャッチボールをして交流。「なかなか来られないところに来られて本当に良かった。少しでも多くの子と触れ合うことが大切」。ヤフオクドームへの招待も約束し、再会を心待ちにする。

 ■「思いは行動で」

 このオフは時間の許す限り被災地に足を運んだ。「思いは行動で表さないといけない」。行動することで思いも深まった。「シーズン中はなかなか難しいけど、続けていけるように。僕らの責任として続けていきたい」と力を込めた。

 きょう30日に必勝祈願を行い、31日にはキャンプ地宮崎入りする。オフからオンへの切り替えを目前に被災地で連覇への思いはさらに強くなった。「夢や希望を与えて、子どもたちが頑張れるような手助けをやっていきたい」。秋には再び日本一の朗報を届ける。 (小畑大悟)

=2018/01/30付 西日本スポーツ=

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