ソフトB内川、中日・松坂との真剣勝負を熱望 「スーパースター」との再戦心待ち

西日本スポーツ

 レジェンド打つ!! 福岡ソフトバンクの内川聖一内野手(35)が、昨季限りでホークスを退団して中日への移籍が決まった松坂大輔投手(37)との真剣勝負を熱望した。2学年後輩の内川にとって松坂は永遠の「スーパースター」。昨季はともにリハビリする期間もあり、復活に懸ける「怪物」の姿に感銘を受けた。29日はトレーニングのため、ヤフオクドームを訪れた内川。2000安打を目指すメモリアルイヤーに記憶に残る一打を狙う。

 あの時の高ぶりが今も忘れられない。内川が横浜(現DeNA)、松坂が西武だった2006年の交流戦。本拠地と敵地の2試合、7打席で相対した。結果は7打数3安打1打点。ただ、2三振も喫している。「対戦できただけで感動した」。そのオフに海を渡った松坂が米大リーグを経てホークスへ。同じチームとなり、シート打撃で1度だけ対戦した。初球のカーブを捉え、左翼線二塁打。再び興奮が記憶として残った。

 昨季限りでソフトバンクを退団した松坂は今月、入団テストを経て中日へ。プロ20年目のシーズンをセ・リーグで迎えることになった。「対戦する機会があれば、これほどうれしいことはない」。敵と味方に分かれるからこそ、現実となる真剣勝負。憧れの右腕の完全復活を夢見る。

 同時代を生きる野球選手にとって「松坂大輔」は特別な存在だ。それは内川であっても変わりはない。「僕らにとってはスーパースター。同じユニホームでやらせてもらった期間があるだけでも、僕にとってはすごく自慢ができるくらいの存在の方」

 1998年、横浜高のエースで甲子園の春夏連覇を達成した松坂。内川は大分工の1年生だった。甲子園出場の夢は果たせなかった。ともにドラフト1位とはいえ、西武に入団した1年目に16勝で最多勝を獲得した右腕に対し、内川が右打者最高打率の3割7分8厘で首位打者に輝いたのは8年目の08年だ。そんな内川の成長を待たず、海を渡った07年シーズンにレッドソックスで15勝をマークした日本のエースは、チームのワールドシリーズ制覇に貢献。同じ日本代表として戦った09年の第2回WBCではともに連続世界一に輝いている。2大会連続でMVPとなった松坂はもはや伝説の存在だ。

 内川は昨季は首痛や左手親指骨折でたびたび離脱。リハビリ組には、右肩痛からの復活へもがく松坂の姿があった。「自分の状態を日々確認しながら、その日やらなくてはいけないことを一生懸命やり尽くす。今日できることを一生懸命頑張る姿、自分と葛藤する姿に、学ばせてもらうことが多かった」

 松坂のホークス退団決定後、内川は電話で連絡を入れた。「また飯でもいこうな」と返してもらった。グラブなどを惜別のプレゼントとしてもらうことも約束してくれたという。「持っているだけで鼻が高い」と喜んだ。内川は2000安打を、松坂は2年ぶりの1軍登板を目指す18年シーズン。特別な対決で待つ。 (谷光太郎)

=2018/01/30付 西日本スポーツ=

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