鷹A組捕手陣に「内弟子制」 効率化&競争激化 高谷組と甲斐組

西日本スポーツ

 宮崎キャンプのA組捕手陣に“内弟子制”が導入される。全体練習では、12年目のベテラン高谷裕亮(36)と昨季ブレークした8年目の甲斐拓也(25)に、若手の栗原陵矢(21)と九鬼隆平(19)をそれぞれ組ませてメニューを消化していくというもの。A組の捕手全員が一つのグループになって行動していた昨年までよりも練習時間の効率化を見込めるという。2人一組で練習に打ち込むことによってお互いの競争心をあおる狙いもある。

 連続日本一に向け、どのポジションでも昨季からの上積みが不可欠だ。捕手陣も例外ではない。高谷と甲斐の正捕手争い、4年目の栗原と2年目九鬼による「第3捕手」の座を懸けたバトル。そんな4人の捕手によるA組キャンプに「内弟子制」が導入される。

 練習の効率化が発端だった。「高谷と甲斐の打撃練習のタイミングを分け、栗原と九鬼をそれぞれ同行させようと。2組に分けた方が、ブルペンで投手の球を多く捕れる日をつくれるのでは」。昨年の3軍から1軍に配置転換した吉鶴バッテリーコーチが目的を明かした。「(経験のある選手とペアを組むことで)若い選手もコミュニケーションを取りやすくなる。1軍投手を知ることに生かせるのでは」と補足説明した。

 キャンプの全体練習で、投手陣は投内連係組とブルペン組に分かれて練習するケースが多い。一方の捕手陣は、全員が投内連係に参加した後に打撃練習などをこなしてブルペンへ向かっていた。つまり同じグループで同じ行動を取っていたため、投手の球を受ける時間が制限されていた。これを例えば「高谷-栗原ペア」「甲斐-九鬼ペア」と分け、打撃練習の時間を別々にすることで、ブルペンでA組投手の球を受ける時間を多く確保するという。

 また、2人一組であれば若手は己の「壁」をより意識することができる。目の前の選手を乗り越えなければ、1軍で多くマスクをかぶれない、というモチベーションにもつながる。ペアリングは途中で組み替える予定。初のA組スタートとなる九鬼は「顔触れを見て気が引き締まる思い。遠慮はしたくないし、緊張感を持ってやりたい」と口元を引き締めた。この“内弟子制”がはまれば、工藤監督が唱えるチーム内競争はさらに活性化する。 (谷光太郎)

=2018/01/31付 西日本スポーツ=

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