長崎ほろ苦“ゼイワン”初陣 同じ昇格組の湘南に1-2 高田社長「次も楽しみ」

西日本スポーツ

湘南に敗れ、サポーターにあいさつする長崎イレブン(撮影・伊東昌一郎) 拡大

湘南に敗れ、サポーターにあいさつする長崎イレブン(撮影・伊東昌一郎)

J1初戦を戦う高木監督(左)を握手で送り出す長崎・高田社長

 ほろ苦“ゼイワン”デビュー-。J1初昇格のV・ファーレン長崎はアウェーで同じ昇格組の湘南と対戦し、1-2で敗れた。0-1の前半16分、DF田上大地(24)がチームのJ1初ゴールとなる同点弾を決めたが、後半にFKから勝ち越しを許した。次節は3月3日、ホーム開幕戦となるサガン鳥栖との九州ダービー。「ゼイワン(J1)での戦いが楽しみ」と応援に駆け付けた高田明社長(69)は惜敗にも「次は楽しみ」と期待を寄せた。同じく昇格組の名古屋はG大阪に3-2で競り勝ち、広島は札幌を1-0で破った。FC東京-浦和は1-1で引き分けた。

■次戦3日ホームこそ…

 長崎の新たな航海は厳しいスタートとなった。その象徴がチーム同様にJ1初陣だった田上だ。チームのJ1初得点を決めたが全2失点に絡んだ。「チームのファーストゴールはうれしかったけど、負けたので…。勝利に結びつけられず悔しい」。プロ3年目での記念の一戦で天国と地獄を味わい、表情はさえない。

 前半8分、自陣左サイドをドリブル突破してきた相手を翁長と数的優位な状況で追い込みながら、その間を抜かれて先制点につながるクロスを上げられた。田上と3バックを形成する高杉主将は「守備でバタバタして、いい位置から重圧をかけられなかった。もっと厳しくいかないといけなかったが、ボールウオッチャーになってしまっていた」と指摘した。

 田上は前半16分、相手GKがはじいた球を頭で押し込んで同点弾。後半35分にペナルティーエリアの中央からやや外側でファウル。決勝点につながるFKを与えた。「J1という舞台で気合が入っていた。キャンプからこの一戦にかけてきたので、悔しい」と険しい表情を浮かべた。

 昨季はともにJ2で戦ったがJ1経験も豊富な湘南に、最高のカテゴリーで戦うための課題も突きつけられた。長崎は田上を含めてスタメン11人のうち7人がJ1初出場。横浜FC時代の2007年以来J1で11年ぶりの采配を振った高木監督も「トータル的には湘南さんが上と思う。フィジカル、パススピードがある。1発目のパスを通せるか。通るか通らないかでかなり違いがある」と認めた。

 ホーム開幕戦となる次戦は、J1で7季目の鳥栖との九州ダービー。「期待をすごく感じている。その期待を結果で示せるようにしたい」と田上。何としても“先輩”に食らいつく。 (伊藤瀬里加)

■社長「次も楽しみ」

 J1初陣を現地観戦した長崎の高田明社長は、惜敗に「どちらが勝ってもおかしくない試合で、力が付いていると思った。次は楽しみにしています」と選手をねぎらった。試合前には長崎のサポーターにあいさつし、大きな歓声を浴びた。次節3月3日のホーム開幕戦は鳥栖との九州ダービー。高田社長は入場者数を満員(2万258人)に近い約1万9000人と予測し「応援の力が選手の力になる。期待してください」とJ1初勝利を信じていた。

=2018/02/25付 西日本スポーツ=

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