侍・柳田が「悟り打法」 3年ぶり舞台侍1号狙う 3日豪州と強化試合

西日本スポーツ

 3年ぶりに侍ジャパン入りした柳田悠岐外野手(29)が「悟り打法」で侍1号を狙う。2日、オーストラリアとの強化試合2連戦に備えてナゴヤドームで前日練習。今季の打撃のテーマ「無の状態から100に持っていく」をお披露目することを明かした。過去に侍ジャパンで出場した9試合では意外にも?ノーアーチ。「ニュー・ギータ」がどでかい一発で東京五輪への一歩を刻む。

■38振中7本柵越え

 久しぶりに日の丸を背負ってもフルスイングは健在だった。強化試合第1戦の舞台、ナゴヤドーム。上林と並んでのフリー打撃では38スイング中7本の柵越えを披露した。「久々のドームだったので、目慣らしという感じが一番かな」。キャンプは宮崎、1日の代表練習はナゴヤ球場。昨秋以来となるドーム球場での快音が心地よかった。

 「キャンプからいろいろやってきたことを試して、結果が出ればいい」。自軍のオープン戦より先に臨む代表の強化試合は、2018年型打法のお披露目の場でもある。昨年は工藤監督から「穏やかな心」と口酸っぱく諭されたが、今季は自らその先をもいく「無の境地」で悟りを開いた。

 「リラックスして力を入れずに無の状態から100に持っていく。そういうのをキャンプからやっている。インパクト? それもあるし、打球とかもゼロから百にという感じです」

 言葉では何とも伝わりにくい「悟り打法」ではあるが、柳田は確かな手応えをつかんでいるようだ。「シーズン中もやっていきたい。今はそれをやるしかないかなと思っている」。バットの握りもグリップエンドに右手小指をかけない15年型に回帰。トリプルスリーを達成しリーグMVPにも選ばれたメモリアルイヤーの握りに加え、無の境地で3年ぶりの侍ジャパンの試合に臨む。

■体調面に不安なし

 体調面に不安もなく、3年ぶりに春季キャンプをA組で完走した。初選出の14年の日米野球ではMVPに輝くなど実績を残している侍ジャパンだが、故障などで15年秋からは“疎遠”になっていた。そして、意外にも侍ジャパンでは計9戦でノーアーチ。「知っていますよ。打てる雰囲気がない」と笑い飛ばした。

 そうなれば、いや応なしに期待が高まるのが待望の侍初アーチだ。「オリンピックに出ることが目標なので、そこを目指してやっていこう」と意欲を語る2年後の東京五輪に向けても幸先のいい一発になる。「無理でしょ」とおなじみのギータ節でかわしたが、無理難題もこなすのが超人ギータの真骨頂でもある。

 「そんなにいつもと変わらずという感じ。(打順が)何番でも、出していただけるなら自分のことをしっかりやるだけ」。日の丸から遠ざかる間に、気が付けば秋山と並んで代表メンバー最年長。3年ぶりに帰ってきた侍が進化した姿で大暴れする。 (小畑大悟)

=2018/03/03付 西日本スポーツ=

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