3年ぶり侍柳田先制V打「足震えた」

西日本スポーツ

 稲葉監督が話し終えたお立ち台へ、ベンチから大股で駆けた。「ギータ」と声援が飛ぶ。2015年3月を最後に故障辞退が続き、3年ぶりとなった代表戦。そこで先制V打を放つのが柳田だ。「2三振してたんでね。自分にすごいプレッシャーかけて。『前に飛ばせ』と思ってました」

 3番中堅で出場。投手戦の中、自身も2連続三振して迎えた6回1死二塁の第3打席だった。2番手左腕から強いゴロの中前適時打。「やっとチームの一員になれた。ちょっとホッとした」。侍での安打も打点も、大会MVPに輝いた14年の日米野球以来だった。送球間に二塁へ進むと、続く筒香の二塁打で生還。「安心感がある。どっしりしてますし」と、主軸の両輪を成す3歳下をたたえた。

■円陣で声出し役

 試合直前の準備運動の不慣れな内容にキョトンとして、周囲の笑いを誘う一幕もあった。そんな“浦島太郎”も急速に3年ぶりの侍へ融合。声出し役は譲り合いの末、金子ヘッドコーチに背中を押され円陣の真ん中へ行った。「稲葉監督の(フル代表)初陣。ぜひ勝ちましょう。元気出していきましょう」と声を張った。

 「3番中堅」のスタメン発表に大歓声が起きた。試合に入ると「足震えましたね」。第1打席の初球フルスイング(ファウルチップ)に場内がどよめく。期待はヒシヒシ感じていた。「2点しか取れなかったんで。いい結果を残したかったけど、そこはまた明日」。8回の最終打席は3ボールからの4球目でホームランを狙い、左へ切れる飛距離十分の当たり。「まあ紙一重」と2戦目への布石を打った。 (森 淳)

=2018/03/04付 西日本スポーツ=

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