ソフトB中田、5回1失点も「内容良くない。窮屈」 開幕2戦目へ修正急ぐ

西日本スポーツ

 ◆オープン戦 ソフトバンク2‐4巨人(15日・ヤフオクドーム)

 開幕カードの2戦目を託されるにふさわしい力投だった。中田は立ち上がりから懸命に腕を振った。初回、球威十分の真っすぐを低めに集め、陽岱鋼と吉川尚を空振り三振に切って取った。その真っすぐ以上に光ったのがフォークボールだ。4回はマギー、岡本、長野に対して有効活用し、三つのアウトを空振り三振でマーク。徹頭徹尾「低め」を意識する中で、5回を最少失点でカバーした。

 当初、開幕カード2戦目の31日オリックス戦に先発予定だった和田が、左肩の違和感で調整が遅れ、代役として石川と「6枠目」を争っていた中田に白羽の矢が立った。「いいボールもあったし、低めに決まっていた。(開幕ローテに)いるのかな、というふうに思います」。当確を示唆したのは工藤監督だった。

 ただ、中田は自身の投球に手厳しかった。「ランナーを出しても粘れたのは収穫」と口にした一方で「投球内容がよくない。今のままではいけない」と課題に言及。しかも、唯一打たれた相手がゲレーロだった。左翼席に運ばれた2回。先頭打者の初球、好調の外国人に対して真っすぐが高めに浮いた。ホークスの投手陣は前日14日に2発を被弾、昨年の交流戦では当時中日のゲレーロに3戦4発と打たれまくった。チームの単純比較はできないが、開幕カードのオリックスは吉田正、ロメロ、T-岡田、マレーロと一発を秘めた強打者ぞろい。重量打線相手に不用意な“1球”が命取りになりかねない。だからこそ、中田は猛省した。

 この日は5イニングで83球を要した。後ろで守ってくれる野手陣を考えた場合、球数の削減を含めたリズムも大きなテーマになる。この日は、延べ19人の打者に対してフルカウントまでもつれたのが計5人。「変化球で先にストライクを取れず、窮屈な投球になった」。5月で36歳。経験豊富な通算95勝右腕は結果で一喜一憂はしない。開幕まで残り2週間。この日の課題を、丁寧かつ確実につぶしていく。 (鎌田真一郎)

=2018/03/16付 西日本スポーツ=

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