ソフトB明石、激走 腰痛入院から1カ月で実戦復帰

西日本スポーツ

3回1死、内野安打で一塁に疾走する明石 拡大

3回1死、内野安打で一塁に疾走する明石

3回、西田の適時打で生還し、ナインとタッチを交わす明石(8) 急性腰痛で救急搬送される明石=2月27日

 ◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク3-3オリックス(22日・タマスタ筑後)

 今春キャンプ中の2月下旬に急性腰痛で戦列を離れた明石健志内野手(32)が、22日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(タマスタ筑後)に1番二塁で先発し、1カ月ぶりに実戦復帰した。今年自身初の対外試合で3回まで出場して2打数で内野安打1本。本人は「まあまあ」と控えめで開幕1軍は依然厳しいが、昨季103試合に出場した頼れる男の復帰は、二塁の定位置争いをさらに活気づけそうだ。

 ■「まだこれから」

 全力疾走で一塁に到達してバッティンググローブを外すと、白い歯がこぼれた。「まあまあです。まだまだこれから」。3回1死。明石はオリックス1軍先発陣の一角のディクソンが投じた3球目の143キロ真っすぐをたたいた。大きくバウンドした打球は、ディクソンがグラブではじいて遊撃手の前へ。送球前に明石は一塁を駆け抜けた。

 宮崎キャンプ中の2月27日に激しい腰の痛みとしびれを訴えて宮崎市内の病院へ救急搬送され、急性腰痛と診断された。入院後3日ほどは寝返りも打てず、自力で車椅子に移るにも約1時間を要するほどだった。ノックや打撃練習を再開しても試合勘が懸念されたが「何度も対戦したことがある相手でイメージがあって逆に良かった」。2月22日の紅白戦以来1カ月ぶりの実戦をいい形で終えた。

 セカンドで2度の守備機会もあり、初回の緩いゴロを丁寧に送球。「腰の痛みはないけど(守備では)気にしてしまう」。開幕1軍は依然として厳しい状況だが、昨季の開幕直後にも痛めた古傷と付き合いながら1軍復帰を目指す。

 1軍では現在、高田、川島、本多らが二塁の定位置争いの真っ最中。明石の復帰で競争激化となれば明るい材料だ。工藤監督も「3イニングだけだったけど、思ったより(実戦復帰が)早かったね。守備に就いて、ヒットも打ってたしね。少しずつ(状態を)上げていってもらえれば」と期待を寄せた。

 「実戦でしか分からないことがあると思う。まだまだこれからです」。明石は自分に言い聞かせるように語った。冷たい小雨が降っていた筑後の空。明石の内野安打の後には、祝福するかのように青空がのぞいた。故障者続出、8連敗と苦しむチームにも明るい光が差し込んできた。 (米村勇飛)

 ◆明石復帰への経緯

 ▼2月24日 腰痛で紅白戦出場を回避。

 ▼26日 全体練習に復帰。

 ▼27日 ロッテとの練習試合出場をとりやめる。練習後、球場から引き揚げる際、腰の激しい痛みとしびれを訴えて宮崎市内の病院に救急搬送。急性腰痛と診断され、そのまま入院。

 ▼3月2日 退院。

 ▼7日 キャッチボール再開。

 ▼9日 軽めの打撃練習を再開。

 ▼20日 リハビリ組から2軍に合流。

=2018/03/23付 西日本スポーツ=