ソフトB柳田V打 0-0の8回1死満塁、西から初球撃ち

西日本スポーツ

 ◆公式戦 ソフトバンク2-0オリックス(30日・ヤフオクドーム)

 千両役者が一振りで決めた。開幕戦独特の雰囲気に加え、息も詰まる投手戦。本拠地に充満した張り詰めた空気を、柳田が一気に振り払った。「開幕戦で何とか勝ちたい気持ちでいた。抜けるかなと思ったけど、一生懸命走った」。シーズンの幕開けで頼もしい新選手会長がヒーローになった。

 0-0の8回。1死満塁と舞台は整った。「(初回と6回の打席で)見逃し三振を二つしていたので、追い込まれる前に飛ばそうと思った。来た球は何でもいこうと」。西の初球、外角高め直球を迷わず振り抜く。打球は左中間を破って弾んだ。均衡を破る二塁打。好投の西をマウンドから降ろし、スコアボードに輝く「2」を刻んだ。

 「また始まったんやな。まだ1試合。これから長いんで」。試行錯誤を繰り返しながら、原点に戻って開幕に臨んだ。キャンプ、オープン戦でいろんなバットを握った。昨年ホークスでプレーしたジェンセンが米メジャーのオープン戦で活躍していると知ると、柳田は「筑後(のファーム施設)で拾った。あやかろうと思って」と元チームメートのバットで打席に立った。デスパイネのバットで臨んだ18日のヤクルトとのオープン戦では、そのデスパイネが3連発。「あいつはすげえな」と舌を出した。他にDeNAの筒香、ロペス、西武の松井らのバットも試し打ち。最終的には「これがいいっす。市販のバット。ずっと変わってない」と大学時代から変わらない自身のモデルに戻った。

 今年初のヒーローインタビューは同期入団で公私ともに親しい千賀と並んだ。「リズム良く守らせてもらったけど(8回まで)点を取れずに申し訳ない。千賀君にはまた次回頑張ってほしい」と頭をかいて笑いを誘うと、白星をつかめなかった千賀から「柳田さんは打つのが遅いなと思った」と返された。とはいえ、選手会長は幸先よく決勝打で発進。「打ちまくる。それが目標です」。単純明快かつ最も難しい目標を掲げ、柳田の2018年が華々しく幕を開けた。 (小畑大悟)

=2018/03/31付 西日本スポーツ=

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