J1鳥栖3発 大逆転 後半0-2から反撃 今季ホーム初白星

西日本スポーツ

サポーターと今季ホーム初勝利を喜ぶ鳥栖イレブン 拡大

サポーターと今季ホーム初勝利を喜ぶ鳥栖イレブン

 サガン鳥栖が劇的なホーム初勝利を挙げた。名古屋に2点をリードされたが、後半に高橋秀人(30)、ビクトル・イバルボ(27)の得点で追い付き、試合終了間際に途中出場の田川亨介(19)が決勝ゴールを決めた。初昇格のV・ファーレン長崎はアウェーで仙台に0-1で敗れ、リーグ戦は開幕から5戦未勝利。相手の2倍となる12本のシュートを放ったが、ゴールが遠かった。

■闘争心全く衰えず

 歓喜の渦の中心には、19歳のストライカーがいた。後半ロスタイム。途中出場だった鳥栖の田川がヒーローとなった。「今後につながる試合ができた」。2点リードされる劣勢をひっくり返したホーム初勝利。大逆転劇に喜びを爆発させた。

 後半29分に高橋秀がゴールし、その3分後にイバルボが同点弾。試合終了間際には、田川が左サイドをドリブルで駆け上がった。イバルボと交換したパスは右にずれたが、利き足ではない右足で食らいつき、滑り込みながら右隅に決めた。

 名古屋のガブリエルシャビエルに後半24分までに2点を献上。敗色濃厚かに見えたが、闘争心は全く衰えなかった。「とどめに近い2点目を取られた後も諦めずに最高のプレーをした」。フィッカデンティ監督は選手たちの奮闘をたたえた。

 田川は開幕戦以来の今季2点目。「得点に飢えていた。それを前面に出せた」。東京五輪を目指すホープは胸を張った。フィッカデンティ監督が評価したのは勝ち点3だけではない。試合後のロッカールームで見た選手の表情もそうだった。

 今季はルヴァン・カップを含めて全7試合で失点。この試合の失点はミスも絡んだだけに、指揮官は「反省した上で喜んでいた」姿を喜んだ。リーグ戦は3試合連続でベンチスタートだった田川も「自分が達していなかったということ。もっと献身的にやらないと」と気を引き締めた。

■走り負けない走力

 3月18日の鹿島戦後、フィッカデンティ監督は名古屋戦から7週間で15試合をこなすハードなスケジュールを見据え、体力トレーニングで選手たちを鍛え上げた。終盤に走り負けない走力を存分に発揮。心身の充実に結果もついてきた。 (向吉三郎)

=2018/04/01付 西日本スポーツ=

PR

PR

注目のテーマ