ソフトB今年も「初もの」「左腕」大嫌い!? オリ田嶋は厄介な存在

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク4‐8オリックス(31日・ヤフオクドーム)

■荒れ球に的絞れず

 敗軍がロッカーに引き揚げるころ、三塁ベンチ前では新人の初々しいヒーローインタビューが行われていた。オリックスのドラフト1位、田嶋に今年の新人一番乗りでのプロ初登板初勝利を献上。ホークス打線が苦手とする初もの&左腕という“二重苦”で、5回を1安打に封じられた。

 初回に「左キラー」川島の一発で先制したまではよかったが、その後は荒れ球にも苦しめられた。工藤監督は「スピードガンより速く感じるみたい。結構荒れていたので的を絞りづらかったのかな。初対戦ということでなかなか絞りきれなかった」と苦虫をかみつぶしたような顔を見せた。

 「いい投手。今日は褒めときましょう」。本音か否か、素直に敗北を認めたのは藤本打撃コーチだ。右打者の内角を大胆に攻められながらも粘って球数を放らせ、5回108球でマウンドから降ろしたのはせめてもの意地。「変化球があれだけストライクが入らなくて(安打は川島の)1本だけ。変化球が入ったらもっと厄介になる。田嶋は自信になっただろう」と今後へ向けて警戒を強めた。

■今宮「完全に崩された」

 開幕戦で3出塁と打線を引っ張った1番今宮も、田嶋に対して2三振を含む3打席凡退。「真っすぐに力があるし打てるところは低めくらい。すごく難しかったし、完全に崩された」と白旗を揚げた。前夜は千賀からの1安打リレーを飾った王者が、一夜明けて「1安打返し」を食らった。

 年をまたいでの左腕アレルギーも続いている。クライマックスシリーズファイナルステージでは楽天の塩見と辛島、日本シリーズではDeNAの今永、浜口に苦戦。9月23日の楽天戦から、相手先発左腕に黒星をつけられていない試合はポストシーズンも含め“8試合連続”に伸びた。

 新たな天敵になるかもしれない左腕を前に、手をこまねいてはいられない。藤本コーチは「同じようにやられたら恥ずかしい。(右打者は)インコースに投げられないようにラインいっぱいに立つとか何かしていかんと」と強調した。他球団の包囲網が強まることは必至のシーズン。アレルギー対策は早めに打つに越したことはない。 (小畑大悟)

■柳田「思ったより速かった」

 柳田が新人左腕との次回対戦を早くも待ちわびた。田嶋から初回は四球を選び出塁したが、3回は137キロながら外角高めの真っすぐで二ゴロ。「思ったより速かった。これから何度も対戦するピッチャー。次はもっとイメージを持てるかな」と“雪辱”を期した。それでも初回に二盗を決め、田嶋が降板後の6回には右前打を放ちこの日2個目の二盗。2戦連続安打、2盗塁と貫禄を見せつけた。

=2018/04/01付 西日本スポーツ=

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