ソフトB千賀4回もたずKO 球団30年ぶり開幕6戦連続先発白星なし 3連敗で借金「2」

西日本スポーツ

 ◆楽天7-2ソフトバンク(6日・楽天生命パーク)

 雨に打たれ、相手には痛打され…。千賀滉大投手(25)の今季初勝利はまたもお預けとなった。相手エース則本との投げ合いで4回途中6失点降板。低温と冷たい雨の厳しいコンディションの中、制球がままならず、楽天打線の餌食になった。先発投手陣は開幕から6戦連続で白星なし。ホークス球団では南海時代の1988年以来という屈辱だ。チームは3連敗で借金2。開幕ダッシュの青写真が崩れた。

■初回の被弾猛省

 悔しさと自らへのいら立ちを押し殺し、ふがいない投球を真正面から振り返った。完敗試合の後、千賀は報道陣の前に立ち止まり、自ら雨の当たらない場所へと誘導。質問を受けつけず、足早に帰りのバスへ乗り込んでもおかしくはないほどのKO劇だったが、最後の質問が終わるまで真摯(しんし)に応じた。屈辱を次戦への糧とするため、逃げずに現実と向き合った。

 「雨と寒さ? それは則本さんも一緒なので言い訳にできない。甘い球をきれいに打たれた。(球種の)すべてが悪かった。ゲームをつくれず野手の皆さんにも申し訳ない」

 必勝を期した「侍対決」で完敗した。相手先発は、昨春のWBCでチームメートとなり、今年3月の侍ジャパン強化試合(計2試合)ではともに先発した則本だった。2度投げ合った昨季は星を分け合ったが、2015年は敗れており、通算では負け越していた。前日5日から「気合を入れて投げたい」と鼻息を荒くしていたが、その意気込みは出はなから空回りした。

 立ち上がりを三者凡退でスタートした相手エースとは対照的に、初回に走者1人置いて、ペゲーロに甘いフォークを右翼席へたたき込まれた。味方が1点差に追い上げた直後の3回は、4本の長短打で3失点。プレーボール時の仙台地方の気温は8度で吐く息は白く、試合前から冷たい雨が降り続いた。体感気温はさらに下がる悪条件だったとはいえ、則本は8回2失点。「(天候の)条件は関係ない。自分でうまくコントロールできていない感じがある。真っすぐも変化球も…」。工藤監督は千賀に対して厳しい言葉を並べた。

 開幕投手の背信投球で、チームは屈辱的な記録を作ってしまった。先発投手は開幕から6試合連続で白星なし。これは南海最終年の1988年以来、球団30年ぶりのことだ。他球団がうらやむ陣容を誇りながら、オープン戦から先発投手陣の低調は不安要素の一つだったが、開幕後も上向く兆しが見られない。「とにかくピッチャーはしっかりね、最少失点で抑えるように心掛けてほしい」。借金2という現実以上に、ぴりっとしないスターターの面々が工藤監督の表情を曇らせる。 (倉成孝史)

=2018/04/07付 西日本スポーツ=

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