ソフトB内川、39打席目で初適時打、10戦目初マルチ 待望の4番打

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク8-5日本ハム(11日・ヤフオクドーム)

 巧みな技を見せた。初回に1点を先制し、なお1死三塁。内川は高梨の外角低め、地面すれすれに落ちていくフォークをバットで払った。打球は右前で弾み、今季39打席目にして初の適時打。待望の一打に、思わず一塁上で3度、右の拳を握った。5回には先頭で直球を再び右前へ。開幕10試合目で今季初のマルチ安打をマークし、2000安打へのカウントダウンもあと「18」となった。

■技あり一打も反省

 試合後は冷静だった。「(初回の)あのボールは本当なら手を出してはいけない。調子が良くなっているなら、他の打席でも打てるはず」と反省が口を突いたが、4番のタイムリーでチームが勢いづいたのは事実。「それだけが救い」と少し表情を緩めた。

 打率1割7分1厘。決して本調子ではない。その中でも、強い好奇心と固定観念にとらわれない思考で模索を続ける。この試合で履いていたのはミズノのサッカースパイク「モレリア」だった。

 昨年末から走法改善に取り組んだこともあり、足元へのこだわりがより強くなった。数種類のスパイクを試していた3月、オープン戦の遠征中に立ち寄った都内のスポーツショップで目に留まったのが「モレリア」。試し履きすると、世界中でプレーされる競技の技術が注ぎ込まれたスパイクのフィット感に気付いた。11日の試合前、内川はヤフオクドームを訪れた同社のシューズチームと野球への本格的な応用も話し合った。

 自主トレをともに行い、自らの進取の姿勢を見続けてきた上林にお立ち台から呼び掛けられた。「師匠が久々に打っているところを見られてうれしいです」。好調な弟子の言葉に「あいつに心配されたら終わり」と内川の心に再び火が付いた。がっちり足場も固まり、適時打も出た。4番の本領発揮はこれからだ。 (鎌田真一郎)

=2018/04/12付 西日本スポーツ=

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