捕手難のソフトBで燃える男 高卒3年目の谷川原「安心して任せてもらえるキャッチャーに」

西日本スポーツ

ソフトバンク・谷川原(中央、3月撮影) 拡大

ソフトバンク・谷川原(中央、3月撮影)

 ◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク1-8オリックス(21日・タマスタ筑後)

 ソフトバンクの3年目、谷川原健太捕手(21)が1軍昇格を目指して燃えている。

 先発マスクをかぶった張本の代打で7回に登場。空振り三振に倒れ、そのまま残り2イニングのマスクをかぶった。1-6で迎えた9回、内野安打と失策などで無死二、三塁とされ、4番縞田の投ゴロを3番手の伊藤が本塁へ送球。三走が飛び出したと勘違いしてのものだった。谷川原は「一塁! 一塁!」と叫んだが後の祭り。ミットを外れて悪送球となり、その間に三走の生還を許した。「あれは…」と淡々と語る口調の中に複雑な思いをにじませた。

 今年はソフトバンクの捕手に開幕前から故障者が相次いだ。キャンプ中に右肘を痛めた高谷が2月末に手術。1軍の枠がぽっかりと空いた中で自らもオープン戦でマスクをかぶるなどチャンスを与えられたが、甲斐に次ぐ2番手捕手として開幕1軍入りしたのは開幕前に育成から支配下登録された堀内だった。高谷は当初見込みを大きく上回るスピードで回復し今月17日に1軍昇格。代わって、堀内が2軍に来た。「支配下登録されてこれまでと同じ関係じゃない。立っている場所がフラットになった」。さらに球団は捕手難解消のため、18日に日本ハムから金銭トレードで市川を獲得したと発表。1軍に同行しながら一流選手の姿を見てきた堀内や経験豊富な32歳の新戦力の存在が、谷川原に大きな刺激を与えている。

 愛知・豊橋中央高からドラフト3位で2016年に入団。1月に右肘の手術を受けた昨年は主に3軍でプレーし2軍戦出場は13試合にとどまっただけに、今年に懸ける思いは強いものがある。「(捕手が増えて)出場機会が限られてくる中で、前よりもしっかり結果を残さないと。安心して任せてもらえるキャッチャーになりたい」。ここまで2軍戦15試合に出場し打率3割6分2厘。攻守で結果を積み重ね、初昇格のチャンスをうかがう。

=2018/04/22 西日本スポーツ=