創成館、辛勝発進 中心選手2人抜けるも野口逆転V三塁打 春季九州高校野球
選抜大会8強の創成館が初戦を突破し、面目を保った。9回の文徳の追い上げを1点差でしのぎきった辛勝に「負け試合だった。よく粘ったが、こんな展開で勝ってはいけない」と稙田監督は厳しい表情だった。
2点を追う5回1死満塁で、3番野口が右翼へ走者一掃の適時三塁打を放ち逆転。「3ボール(1ストライク)だったのでストライクを取りに来ると思った」と狙い通り直球をはじき返した。
選抜大会で1番だった主将の峯圭汰(3年)は腰の故障で控えに回り、昨秋4番だった杉原健介(同)は骨折した右手の手術を受けてベンチを外れた。3安打3打点と活躍した野口は「チームの勝利に貢献する打撃をしたい。中心選手の2人がいなくてももう一度優勝して創成館の強さを見せたい」と連覇を目指す。 (前田泰子)
=2018/04/22付 西日本スポーツ=