春季九州高校野球 東筑・石田、進化の完封

西日本スポーツ

5安打で完封した東筑のエース石田 拡大

5安打で完封した東筑のエース石田

5安打で完封しチームメートとタッチをかわす東筑のエース石田(右)

 高校野球の春季九州大会(第142回九州大会)第2日は22日、福岡県の久留米市野球場と小郡市野球場で1回戦4試合を行った。2季連続で甲子園に出場した東筑(福岡)は長崎総合科学大付を6-0で破った。東筑のエース石田旭昇(3年)が被安打5で完封勝利を飾った。21世紀枠で選抜大会に出場した伊万里(佐賀)は3回に8点を挙げるなど東筑紫学園(福岡)に10-3で快勝。樟南(鹿児島)は選抜大会出場の延岡学園(宮崎)を6-3で破り、昨夏の甲子園出場校同士の対戦は明豊(大分)が聖心ウルスラ学園(宮崎)に4-3で競り勝った。23日の準々決勝は未来沖縄-八幡(福岡)創成館(長崎)-九州国際大付(福岡)伊万里-明豊、東筑-樟南の顔合わせとなった。

 自身3季連続3度目の甲子園を目指し、東筑のエース石田が進化を続けている。長崎大会決勝で19安打11得点の長崎総合科学大付を5安打に抑えて完封。「立ち上がりは悪かったけど、回を重ねるごとに良くなった。後半の内容は満足です」と石田はこの日の投球に合格点をつけた。初回こそ2死一、三塁のピンチを招いたが、2回以降は散発3安打という内容。二塁すら踏ませず7三振を奪い、99球で料理した。

■99球5安打7K

 この日の課題は左打者への投球。試合前に青野浩彦監督と石田、北村謙介(3年)のバッテリーでミーティングを行った。「緩急をつけて投げてみろと配球の話をしました」と青野監督。これまで左打者に対する攻めは内角の直球が中心だったが、遅いツーシームとの球速差を利用し、スタメンに左打者が5人並ぶ相手打線を封じた。「左打者への緩い変化球で新しい投球を覚えられた」と石田も手応えを感じている。

 春季福岡県大会は4強すべてが北部のチームだった。北部で1枠を争う今夏の「北福岡大会」は実力校がそろい、例年以上に大激戦となる。「夏に向けてひと皮むけないと。足をすくわれないように3倍くらい強くならないと勝てない」と青野監督は今後を見据える。チームの中心はやはりエースの石田。「もっと学ばないと」と青野監督はエースに成長を促した。

 過去2度の甲子園初戦敗退の悔しさを胸に、最後の夏へ向かう。「みんなが東筑を倒しに来る。自分たちも挑戦者の気持ちで臨みたい」。残り2カ月半。ライバルたちを倒して甲子園にたどりつくために、石田はさらに投球術に磨きをかける。 (前田泰子)

=2018/04/23付 西日本スポーツ=

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