J2福岡 新守護神・囲、攻守でキラリ
■武器は高さ&高精度キック
今季初の連勝に沸いた試合後のスタジアム。福岡サポーターの声援を一身に浴びたのは190センチの新守護神だ。「僕の高さとキックを生かして自信を持ってやった」
移籍後初スタメン。J2初出場の囲は前半4分の先制から1分後に同点弾を許したが、そこから本領を発揮した。長身選手が並ぶ千葉のハイボールをがっちりキャッチして処理。千葉のDFラインの背後を狙って最後尾から正確なフィードを上げ続け、3得点した攻撃にも貢献した。「(前節まで3戦無敗と)勝っている流れで、キーパーの交代を決断した理由は千葉の高さ対策と囲の素晴らしいキック」。井原監督が明かす狙い通りの活躍だった。
サプライズ起用だ。開幕から第2GKとしてベンチ入りしていたが、前節山口戦でメンバーから外れた。山口戦前に監督室に呼ばれ、井原監督から直接、告げられたという。これで囲のスイッチが入った。「進化しよう」。悔しさを押し殺した1週間後に訪れた出番。「いつも練習で100パーセントを出してくれていた。初先発でも自信を持って送り出した」と井原監督はうなずいた。
熊本・大津高から桃山学院大に進学。大学卒業時にも当時の福岡で指揮を執ったプシュニク監督がその身体能力の高さにほれ込み、獲得に動いた大型GKだ。FC東京、C大阪とJ1で出場機会を得られずに今季、C大阪から期限付き移籍。「いつチャンスがきてもいいように準備してきた」。眠っていた才能をこの試合にぶつけた。
ホーム3連勝で5位に浮上。「このまま連勝を続けて、優勝まで突っ走りたい」。自信を取り戻したGK囲が言い切った。きょう23日に27歳になるニューヒーローの誕生。チームに新たな推進力が生まれた。 (向吉三郎)
=2018/04/23付 西日本スポーツ=





























