ソフトB石川が西武特急止めた!死球辞さず内角攻め 防御率トップ1.59

西日本スポーツ

 ◆ソフトバンク4-1西武(26日・ヤフオクド‐厶)

 恐怖の「9点打線」に立ち向かった右腕が防御率トップに浮上した。石川柊太投手(26)が8回3安打1失点で3勝目。5試合連続で9点以上と猛威を振るっていた西武打線をテンポよく犠飛の1点に封じ、チームはこのカード4戦目にして初白星を挙げた。防御率1・59は12球団トップ、3勝はリーグ2位タイ。堂々の内角攻めでマウンドを支配し、28日から始まる9連戦へ弾みをつけた。

 黙々と右腕を振る石川が2回に“ファイティングポーズ”を見せた。先頭で迎えたのは、前日に満塁本塁打を含む2発で7打点を挙げていた山川。甲斐が要求する内角へ恐れず投げ込んだボールは、相手4番の背中を直撃した。「(内角攻めは)やらなくちゃいけない作業。当ててしまったけど、突っ込んでいけたのはよかった」。これが、5戦連続で9点以上を奪っていた西武打線を封じる上での大きな布石になった。

 6回、初めて連打を浴び1死二、三塁のピンチを招いた。犠飛で1点は失ったが浅村をスライダーで三ゴロ。同点とされながらも最少失点にとどめた直後、松田の勝ち越し3ランが飛び出した。終盤は相手打者が打席を外すなど投球のタイミングを外される場面もあった。そのしぐさを見て右腕は「いいね、いいね」と心の中でほくそ笑んだ。

 西武を相手に8回を投げたのは今季リーグ初。3安打1失点でチームトップの3勝目(1勝は救援)を挙げた。防御率1・59は堂々のリーグトップ。お立ち台に上がった右腕は「拓也にはいつも力強い掛け声で奮い立たされている」と、バッテリーを組む甲斐への感謝の思いを口にした。

 西武と本拠地で今季初対戦した前日25日は8与四死球で今季ワーストの3被本塁打。工藤ホークス4年目で初となる2試合連続の2桁失点を喫した。試合後の捕手ミーティングは午後11時半まで及び、内角球の必要性を再確認。「やるかやられるか。そのぐらいじゃないと抑えられない」と言う甲斐の要求に、石川がしっかりと応えた。甲斐も二つの盗塁を阻止。ロッテに次ぐ12球団2位の盗塁数を誇る相手の機動力を封じてくれたことで、石川は自身の投球に集中できた。

 甲斐任せではなく、自らも研さんを怠らない。登板間の調整では、キャッチボールから低めに強いボールをイメージして右腕を振った。「(ボールが)高めにいくのはたたけていなかったから」。直球が低めに集まるようになったことで、自慢のカーブなど変化球の効果も増した。

 3点リードの9回はモイネロと森をつぎ込む手堅い継投。西武戦の連敗を3で止め今季初白星を挙げた工藤監督は「今日は絶対に取りたいゲームだった」と喜びを隠さなかった。首位西武との差は再び4・5ゲーム。いい流れで今季最長の9連戦に突入する。 (鎌田真一郎)

=2018/04/27付 西日本スポーツ=

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