ソフトB内川ついに2000安打M2「早く終わりたい」 家族も親友・琴奨菊も来た

西日本スポーツ

 ◇ロッテ3-8ソフトバンク(2日・ZOZOマリンスタジアム)

 偉業達成目前、前祝いの3発で快勝だ。4カードぶりに勝ち越した工藤ホークスが2位に浮上した。初回に柳田悠岐外野手(29)の2ランなどで4点、2回も3点を奪い、昨年までチームメートだったロッテ先発の大隣をKO。内川聖一内野手(35)は2安打を放ち通算2000安打まで2本とした。きょう3日のロッテ戦は午後2時プレーボール。黄金週間の真っただ中で金字塔を打ち立てる。

■初回に一挙4点

 風は内川に吹いている。初回、秒速10メートル以上の強風を切り裂く先制2ランを柳田が放った直後だった。「天候のこともあるし、早い回からどんどんいこうということだった」。4番はチーム方針通り、攻め手を緩めなかった。

 マウンドには、昨年までのチームメート大隣がいた。横浜時代の2008年(3打数1安打)以来の真剣勝負だったが私情は挟まない。「僕らは勝たないといけない立場。個人的な感情を持ち込む必要はない」。2球目、外角に逃げるスライダーに食らいついた打球がセンター前で弾んだ。今季最長タイの4試合連続安打で続くデスパイネの2ランを呼び込み、初回の今季最多に並ぶ4点を奪い主導権を握った。

 2000安打までのカウントダウンが3となり、2回に早くも2打席目が回ってきた。2死二塁。今度は外角チェンジアップを右前へ運び今季初の3試合連続打点。今季5度目のマルチ安打で偉業まで残り2本となり、スタンドのボルテージは一層高まった。

 周囲の気遣いが身に染みている。歩みが思うように進まない4月、打撃練習中に球界のOBからたびたびアドバイスを受けた。20日からの札幌遠征中、球場を訪れた藤原満氏(本紙評論家)から「上半身は150パーセントの状態。あとは手を意識せず足を使えるか」と助言され、福岡に戻ってからは秋山幸二氏(同)に「打撃練習から振り切った方がいい」と勧められた。打撃練習で強いスイングを意識し、左翼スタンドに打球を放り込んでいった結果、4月30日からの2戦連発につながった。胸の内には「みんな気にかけてくれてるんだな」と、感謝と申し訳なさが入り交ざる。

 歴史的瞬間を目にしようと「応援団」も続々と球場に駆け付けた。地元大分で高校野球を指導する父一寛さん(61)は「だいぶ、右足に体重が乗るようになってきた。もう1本、出るかと思った」と3日の達成に太鼓判を押す。11年に移籍して以来、親交の深い大相撲の琴奨菊も観戦。「(試合前に)アイコンタクトしました。明日でしょうね」と“予言”した。

■「応援団」も続々

 ついにあと2本。その時を誰よりも待ちわびているのは本人だ。「早く終わりたい」。9連戦が始まって5試合で6安打。勢いに乗って、目の前に迫る大台を一気に駆け抜ける。(鎌田真一郎)

 ◆王球団会長(内川について)「2イニングで2本だったね。相手のあることだから。調子は上がっているよ。今日までにどうこうしないといけないわけではないから。自然体でいけばいい」

=2018/05/03付 西日本スポーツ=

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