碧衣またも栄冠スルリ… 九州王国再興へ

西日本スポーツ

 またも児玉碧衣の手から栄冠がこぼれ落ちた。12度目のビッグレースで5度目の準V。「なかなか勝てないですね…。何が足りないのか分からない」と汗を拭いながら難しい顔をした。

 レースは打鐘カマシの山原さくらがHSで抜け出した。児玉は追走し、1角で追い付いたが、「山原さんの番手に収まるか、その勢いで出るか一瞬迷った。その分ですかね」。2角で番手から抜け出し、鈴木美教の2角捲りを3半で撃退したが、踏んだりやめたりの走りは、脚力を消耗させていた。最後の直線は「すごい向かい風できつかった」。ハンドルを大きく投げた石井貴子に逆転を許した。

 勝負には負けたが、積極的な動きを後悔していない。「このスタイルで頑張りたい」。差されて負けても、差して勝つレースはしない。この走りでビッグレースを勝つとき、本当に強い女王が誕生する。

 内村舞織は6着。初の大舞台にも「走る前はいい緊張感でした」と、ひるむことはなかった。だがレースでは「打鐘で締め込まれて脚を使った。みんな強かった」と脱帽。だが、得るものもあった。「上のレベルが分かりました。自分の実力も…。改心して、しっかり練習します。これをいい経験にしたい」。二十歳の視線は、上を向いた。

 2予7Rでは、井上昌己が準決進出を決めた。松川高大マークから山中秀将-松谷秀幸に切り替えて2着。井上は「あれで1着なら絶好調ですけどね。でも冷静に対応できている」とまずまずの自己評価。初日、3日目と走り、次走は5日目。「飛び石連休はありがたい」。ベテランに近づいた井上に、日程が味方してくれそうだ。これで山田英明、園田匠に続く九州勢3人目の準決進出。4日目の9、10Rで、さらに4人がベスト27を目指す。

=2018/05/04付 西日本スポーツ=

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