ソフトB東浜138球、血染めの完投も…「負けるべくして」マリン7戦目の初黒星

西日本スポーツ

 ◆ロッテ3-2ソフトバンク(18日・ZOZOマリンスタジアム)

 ベンチから身を乗り出しての祈りは届かなかった。8回を投げきった東浜の粘投は報われない。今季2度目の完投負け。得意とする千葉でプロ入り後初めて土がついた。「先制してもらった直後に逆転されて、同点にしてもらったら勝ち越された。負けるべくして負けている」。8回3失点で早くも4敗目を喫した。

 立ち上がりから苦難の船出を予感させた。初回2死一、二塁。清田に右前打を浴びると、二走藤岡裕が同点の生還。さらに右翼上林の三塁への送球が一走中村に当たってそれる間に勝ち越し点を献上した。3回で4四球を与え、球数は65球。大粒の汗が落ちた。

 「修正というより、昨日も中継ぎが投げている。イニングを投げることが最低限の貢献になる。少しでも長く粘って投げていこうと思った」。右手親指から出血し、ユニホームのズボンを赤く染めながらも腕を振った。5回、中村の左翼線二塁打で勝ち越し点を献上。4回以外は毎回走者を背負ったが、今季7試合目の登板で初めて本塁打を浴びず、マウンドだけは譲らなかった。

 試合開始前はほぼ無風だったが、中盤からは10メートルほどの強風も吹き付けた。プロ入り後、先発では5戦5勝だったZOZOマリンのマウンド。「戸惑いもあったけど、それは相手も一緒。自分の中で修正していった」と踏ん張ったが、不敗神話は崩壊した。

■暗黒の金曜日5連敗

 「収穫はない。本当に悔しい。(完投は)最低限の最低限」とうつむいた。昨季の最多勝右腕がいまだ1勝どまり。5月からはカード頭の金曜を任され、勝ちがない。チームとしても金曜は3月30日の開幕戦で勝って以来、5連敗。カード頭を取れず、「暗黒の金曜日」となっていることが、乗り切れないチーム状況の一因でもある。

 今季最多に並ぶ138球は黒星に変わった。ただし、一人で投げきった意義は大きい。「次につなげないといけない。1週間後はすぐにくる。前を向いてやるだけ」。次こそ勝って、プレミアムな金曜日にしてみせる。 (小畑大悟)

=2018/05/19付 西日本スポーツ=

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