ソフトBバンデン、リーグワースト防御率6.25…恋人ロッテに振り回され5回5失点

西日本スポーツ

 ◆ロッテ8-1ソフトバンク(19日・ZOZOマリンスタジアム)

 大技、小技で翻弄(ほんろう)された。バンデンハークがロッテ打線につかまったのは1点ビハインドの4回。1死から迎えた井上に対し、カウント2-2と追い込みながら勝負球のカーブを振り抜かれた。滞空時間の長い打球がバックスクリーンに消えた。今季7本目の被本塁打だった。

 さらに、2死までこぎ着けた後だ。田村に中前打を許し、続く加藤にはエンドランを決められ二、三塁とピンチを広げられた。1番荻野がプッシュバント。一塁の福田が飛び出して処理するも、カバーに入ったグラシアルが捕球できず、その間に2点を失った。

 「調子は悪くなかった。バント、盗塁をうまくされて点を取られてしまった」

 足を使われたのは初回も同じだ。先頭の荻野に中前打を浴びた後、二盗を許しリズムを狂わされた。その後、四球や暴投が絡んで1死二、三塁。犠飛で先制され、終わってみれば5回8安打5失点(自責点4)で4敗目を喫した。

■東浜に続き神話崩壊

 千葉で初めて黒星がついた前日の東浜に続き「不敗神話」も崩壊した。ロッテ戦は2日に挙げた今季3勝目を含め、2015年のデビューから通算7試合で6勝0敗、防御率1・76だったが、8戦目でついに負けた。「1敗はどこに負けても1敗」と冷静に受け止めたものの、好相性の相手に攻略されての1敗は重いものになった。

 波に乗り切れない。先発で6回以上を投げて自責点3以下のクオリティースタート(QS)は今季7登板中3度。その3度は最初の3試合で、自己ワーストの10失点でKOされた4月25日の西武戦以降は精彩を欠いている。本来の投球からほど遠い右腕の姿に、工藤監督も「低めに投げる練習をさせるようにしているけど、なかなかうまくいかないというところ」と渋い表情だ。今季防御率はさらに悪化して6・25となり、規定投球回以上のリーグ21人で最下位。「前に進んでいくしかない」。悩める右腕は自らに強く言い聞かせた。 (鎌田真一郎)

=2018/05/20付 西日本スポーツ=

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