博多の鉄腕が東京六大学で奮闘中 “清宮世代”法大1年・三浦銀二の現在地

西日本スポーツ

 「博多の鉄腕」が大学デビューで奮闘中-。現在開催中の東京六大学野球春季リーグ戦で、法大1年の三浦銀二が早くも存在感を発揮している。昨春の甲子園で、エースとして福岡大大濠高を8強に導いた右腕は入学早々ベンチ入りを果たすと、中継ぎとしてここまで5試合に登板を果たした。注目スラッガー清宮幸太郎(日本ハム)と同世代の好投手は、4年後のプロ入りが目標。あす26日から始まるチーム最終節の明大戦で、初勝利を目指す。 (伊藤瀬里加)

 引き分け再試合を含む3試合計33イニング、475球を投げ切った昨春の甲子園から約1年。法大の三浦は神宮のマウンドに立っていた。リーグ戦初登板は、4月23日の立大戦。5回から2番手で登場し、「最初はものすごく緊張したけど、投げ始めたら楽しくなった」。3回1失点にまとめた。

 ここまで全て救援で5試合計6回2/3を投げ、防御率は5・40。「高校時代は振ってくれていた低めの球を振ってくれないし、甘い球は捉えられる」。レベルの高さを実感しつつ、徐々に対応してきた。直近2試合は無失点だ。

 法大は最終節を残して現在5位。優勝の可能性は消滅しているものの、三浦はモチベーションを失っていない。今季は高校日本代表のチームメートだった立大の川端健斗(秀岳館)ら1年生の活躍が目立つシーズンだけに「春のうちに1勝」という目標を掲げる。

 今春から主戦場となった神宮は、高校時代から特別な球場だ。九州王者として臨んだ福岡大大濠高2年秋の明治神宮大会。準決勝では清宮を擁する早実高に4-6で敗れた。清宮にも1安打4四死球と全5打席で出塁を許した。「(早実に)打ち込まれて終わったので、リベンジしたいと思ってやってきた」。この黒星を成長への原動力とする一方、清宮は高校日本代表でともに戦った友人となった。「活躍をメディアとかで見て、いい刺激を受けています」。開幕前に清宮が体調不良で離脱した際には、激励のLINE(ライン)も送ったという。

 三浦自身、高校時代からプロ注目の存在だったが、「野球以外も学べると思った。レベルの高い六大学でもまれたい」と、進学の道を選んだ。「20勝以上して、4年後にはドラフトにかかりたい」。理想の投手へ。福岡を沸かせた鉄腕の新たな戦いは、始まったばかりだ。

 ◆福岡大大濠高時代の三浦 2年秋は九州大会で優勝し、明治神宮大会4強。3年春の選抜大会8強。創志学園(岡山)との1回戦は6-3で勝利。滋賀学園との2回戦は延長15回、1-1で引き分け。中1日で迎えた再試合を5-3で制した。2年秋から公式戦全16試合を1人で投げたが、準々決勝の報徳学園(兵庫)戦は「延長15回完投&再試合完投」の疲労を考慮して登板を回避。試合も敗れた。最後の夏は福岡大会決勝で東筑に1-3で惜敗。その後、高校日本代表としてU-18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場。2試合に登板し、銅メダル獲得に貢献した。

 ◆三浦銀二(みうら・ぎんじ)1999年12月30日生まれの18歳。福岡市出身。筑紫丘小3年時に「筑紫丘ファイターズ」で軟式野球を始め、筑紫丘中では軟式野球部。福岡大大濠高では3年春に選抜大会8強。現在の真っすぐの最速は高校時代から1キロ更新し148キロ。変化球はカーブ、スライダー、チェンジアップ。175センチ、75キロ。右投げ右打ち。

=2018/05/25付 西日本スポーツ=

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