ソフトBついに貯金0 東浜プロ最短3回5失点 右肩違和感きょう検査へ

西日本スポーツ

1回1死一、二塁、楽天・ペゲーロに先制の2点二塁打を浴びた東浜 拡大

1回1死一、二塁、楽天・ペゲーロに先制の2点二塁打を浴びた東浜

3回5失点で降板しベンチでぼうぜんとする東浜(左)

 ◆ソフトバンク4-6楽天(25日・ヤフオクドーム)

 工藤ホークスの貯金がついに底を突いた。東浜巨投手(27)が先発ではプロ最短の3回で降板し、チームも今季3度目の3連敗。4月11日以来の勝率5割に逆戻りした。昨季の最多勝右腕は初回に3点を失い、3回にはペゲーロの2ランで計5失点。今季リーグ最多11被弾の「一発病」は深刻だ。最下位楽天に敗れたチームも最近8試合で1勝7敗と大失速。交流戦前の借金生活とBクラス転落は避けたいところだ。

 デスパイネの一発で1点を返し、長打が出れば逆転サヨナラ勝ちの状況まで粘った。2点差に迫り、なお9回1死満塁の好機で、川島が投ゴロ併殺。最悪のゲームセットで最下位楽天に屈した。今季3度目の3連敗。44試合目でついに貯金が底を突いた。

 「ほんと、みんな最後まで諦めないで、3点(差)を何とかという思いがすごく出てた後半だった。リリーフも(4回から)6イニングで1失点っていうのは、よく投げたと思う」

 開幕から30試合以上を消化して貯金がなくなるのは、4位に終わった2013年以来。ただ、試合後の工藤監督は悔しさを押し殺し、救援陣と打線の粘りをたたえた。それだけ、序盤の大量失点が大きく響いたことが浮き彫りになった。

 初回。先発の東浜が1死からの4連続長短打で3点を失った。24日の西武戦で今季最多の17被安打で大敗し、試合後に緊急のバッテリーミーティングを開催。士気を上げて臨んだはずだったが、東浜の登板3試合連続となる初回の失点で雰囲気は重くなった。

 3回には1死から今江に死球を与えると、ペゲーロに1ボールから甘く入ったシンカーをバックスクリーン左へ運ばれた。これで今季の被本塁打はリーグワーストの11本。3回の攻撃中にはベンチ前でキャッチボールを行っていたが、先発ではプロ入り最短となる3回での降板を告げられた。

 工藤監督は「ちょっと違和感が出たようで、本人は(4回は)いくつもりではいたようですけど、やめさせました」と説明。投球内容ではなく、試合中に右肩の違和感を訴えたことを早期降板の理由に挙げた。

 試合後の東浜は「投げるごとに回復が遅くなっている」と厳しい表情を浮かべた。26日に福岡市内の病院で検査を受ける予定だが、診断結果次第では出場選手登録を外れる可能性もある。

 最近8試合は4連敗→1勝→3連敗の1勝7敗と大失速。敗れた首位西武とは5・5ゲーム差のままだが、気がつけば4位オリックスに0・5ゲーム差に詰め寄られた。得意の交流戦を前に、借金生活とBクラス降格の危機にさらされているのは事実だ。

 「まだ(試合は)あります。これからです」。試合後の工藤監督は力強く前を向いたが、ただでさえ主力の離脱が相次ぐ中、昨季の最多勝右腕が戦列を離れるような事態になれば、昨季の日本一チームにはさらなる暗雲が垂れ込めることになる。 (倉成孝史)

=2018/05/26付 西日本スポーツ=